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思ったことや感じたこと、身の回りに起こったことなどを日記風に綴ります

【2010年8月31日】
 そろそろ更新しなくちゃ・・・。

【2009年10月15日】
 日本一優しい会社が問い続けた50年…【重大な決断をドラマ化!】『ルビコンの決断』 というテレビ番組を見た。日本理化学工業というチョークメーカーが昭和34年からずっと知的障害者を社員として雇い続け、そしてシェア30%のトップ企業として君臨し続けている、その奇跡のドキュメントだ。この番組の中で、知的障害者が先輩社員から怒られ、文句を言われ、満員電車に揺られ、それでも文句ひとつ言わずに昼休みも惜しんで一生懸命仕事をしている様子が再現される。「彼らは辛くないのか?なぜ仕事をやめようとしないのか?」と疑問をもった当時の専務がある禅僧にたずねた。するとその禅僧は「人間には4つの幸せがある。それは、愛されること、褒められること、人の役に立つこと、人に必要とされること、の4つ。愛されること以外の3つは、働くことで得られる幸せだ。だから働くことをやめようとしないのは当然だ。」と答えた。
 いやー、久しぶりにテレビを見て感動した。知的障害者を50年も前から雇い、しかも人材としてしっかり生かし、実績も上げて企業としても成功している、というところももちろんすごいが、この「4つの幸せ」の定義には参った。なんか、これからの生き方や方向性を明示してもらったような気がする。仕事はもちろんのこと、音楽に関してもだ。僕は仕事や音楽を通じてもっと幸せになりたいし、逆に僕の仕事ぶりや演奏で、周りの人たちを幸せに出来るかもしれない、とうぬぼれてしまいそう。褒められて、役にたって、必要とされる。逆に言えば、褒めて、能力を引き出して、頼る。大げさなことではなく、日々の生活の中で少しずつ実践していけばよいと考えれば、きっとできるし、きっと皆が幸せになれる。なんか、今、とても幸せな気分。

【2009年10月11日】
 しばらく書かない間に世の中は大きく変わってしまった。なんといっても自民党政権が崩壊し民主党政権になったことが一番大きな変化だ。個人的には10月に異動があって勤務地が池袋になったこと。通勤時間は長くなったけど、終わってから遊ぶには絶好の場所だ(^^;活動の幅も広がってきている。今年に入ってからゴスペルの伴奏を始めた。ジャズバーでのピアノ伴奏も始めた。歌伴ピアニストとして、ますます活動量を増やしているのは、とても幸せなこと。こんな僕を温かく迎えてくださる皆様に深く感謝します。

【2008年3月22日】
 東京にも桜開花宣言が出された。靖国神社の桜の花が5〜6輪以上咲いているのが確認されると宣言が出されるらしい。先週末に暖かい日が続いたのでそろそろかなと思っていたがその通りになった。でもその後寒い日が続いてなんとも体調管理が難しい。花粉もかなりの量が飛散しているらしく、同僚の数人が花粉症に悩まされている。アレルギー体質である僕はなぜか幸いにして花粉症がないので助かっているが、これもある日突然発症したりするらしいから安心はできない。3月は転勤の時期でもある。バンド仲間が転勤して大切なパートに大きな穴が空くことになった。まあこれも社会人バンドの宿命と言えば宿命だが、僕の場合はかなりわがままで、以前勤めていた会社で大阪本社転勤の内示を受けたときは、それが嫌で会社を辞めてしまった。サラリーマンとしては失格だな。今はもちろんそんなことはしないし、むしろ東京以外で暮らしてみるのもいいかななんて思ったりもする。まあ、当分は転勤がないという約束で今の仕事に就いたので悩むこともなさそうだ。所沢駅前までの片道25分の通勤時間は自分史で最短。あまりに短すぎて本や新聞を読む時間もない。音楽をじっくり聴く時間もない。というのは贅沢な愚痴です。

【2008年2月10日】
 ちょっと夜更かしした。2時半頃、雪の様子を見ようと思って玄関から外を見ようとしたら、なん朝刊が届いていた。2時半ってもう朝刊が届く時間なのか。知らなかった・・・。

【2008年2月3日】
 中国で作られた冷凍餃子に劇薬の殺虫剤が含まれていて全国で被害者が出ている事件の真相が見えてこない。中国の当事者の会社は「何も問題はなかった
「品質管理は万全だった」と言っている。とすれば問題は深刻だ。原因がわかれば対処の仕方もあるが、原因がわからなければ中国産の食品はどれも危険だと判断するしかない。それは中国にとっても日本にとってもとても不幸な展開である。テレビでは「冷凍食品に頼る日本のお母さんが悪い」みたいな偉そうなコメントが出てきているが、そんな奇麗ごとでは何も解決しない。「冷凍食品」に罪はない。

【2008年2月2日】
 日教組の全国集会の会場となるはずだったグランドプリンスホテル新高輪は、右翼の街宣が他の宿泊客たちに迷惑をかけるからという理由でその予約を一方的に取り消した。東京地裁はこの取り消しを無効として予約の履行を求めたが、ホテル側はこの命令にも従わなかった。右翼による大音量の街宣活動はまさに音の暴力であって、明らかな反社会的行為である。暴力によって言論や結社や集会の自由を脅かすことは憲法によって禁止されている、ということは中学生でも知っている。ところがそんなことがわからない大人がこのホテルを経営しているらしい。もっとも今までも日教組の全国集会の予約を会場側から取り消そうとしたケースはいくつかあった。いずれも裁判所によって使用を認める命令が出て予定通り集会は行われてきた。今回はそれができなかった初めてのケースとなる。右翼が騒ぐから予約を取り消す、そんな理屈が通るなら憲法もいらないね。良識ある企業なら、暴力による嫌がらせには断固戦う姿勢を示すのが当然だ。プリンスホテルや西武グループの良識を疑うを言わざるをえない。「日教組だから」という本音も見え隠れするが、これは民主主義の根幹を問う事件であって、決して見過ごすことのできない問題だ。

【2008年1月20日】
 新しく作り直したこのホームページ、いかがでしょう?毎回更新するたびに、少しずつ改良(?)を加えています。トップページは最初自分で撮った上高地の写真を使っていましたが、「ピアニストらしくない」と思い直し、現在の写真に入れ替えました。モスグリーンとクリーム色と黒を基調にカラーも統一していく予定です。
 なこと書いても結局は自己満足の世界なんだよね。自分が納得すればそれでよし。褒められたりしたら舞い上がっちゃうから褒めないようにお願いします。(と言いつつも褒められたいのが世俗な人間じゃあ)

【2008年1月16日】
 12日に立川のはるもにあという喫茶店でボーカルセッションを行った。今年はここで毎月第2土曜日にボーカルセッションをやらせていただくことになった。昨年10月に転職したおり、平日のライブは仕事的に確約が難しいという理由で、立川クレイジージャムのボーカルハーレムを泣く泣く休止にした。土曜の枠はすでに埋まっているため、サニーサイドみたいには枠を動かせないのだ。ところが「宗さんの伴奏で歌いたい」という常連のお客さんたちが動いて、わざわざ新しいお店に話をつけてきてくれた。そんなの普通ありえない。僕は何と幸せな男なのだろう。ここで歌うことを楽しみにしている人たちのためにも、今まで以上に心を込めて伴奏します。感謝の気持ちを込めて伴奏します。毎月第2土曜日は立川はるもにあでボーカルセッション、よろしく!

【2008年1月7日】
 正月早々の5日にボーカリスト冴理さんのライブのバックメンバーとして仙台まで行ってきた。昨年11月には長崎県東彼杵町でのコンサートに帯同させていただいており、3ヶ月の間に続けての地方遠征である。長崎の時もそうだったが、地方のおいしいものや楽しい人々との出会いは東京にいては味わえない楽しみである。長崎のときは至れりつくせりの豪華料理攻めで、しっかり太って帰ってきた。今回もおいしいものをたらふく食べて飲んで、今日はズボンが少しきつかった(^^;さて正月太りの解消のためにちょっと本気にならなくては。と言っても、まだまだ新年会が続くんだよな。

【2007年12月15日】
 長いことお休みしてましたが、やっと新しいURLにてホームページが再開できることになりました。以前はフレームを使って作ってましたが、詳しい方のご助言によりフレームを使わない方式での構成に変えてあります。中身は以前のままですが、徐々に更新していきますのでそれまではよろしくお願いします。

 転職をしました。ソニー生命では8年強お世話になりました。今度のお仕事は同じ保険を扱う仕事に変わりはありませんが、銀行での保険販売のお仕事です。日本で一番大きな赤い銀行で働いてます。大変です(^^;

【2007年7月19日】
 乳がんが肺と骨に転移して余命1ヶ月と診断された24歳の女性の、最後の1ヶ月間を追ったドキュメント番組を見た。この番組の内容や印象を言葉で伝えることはとても僕にはできない。あえて一言言うなら、人生観が変わった。録画してあるので見たい人はご連絡ください。

【2007年7月2日】
 ある友人のお母さんのお通夜に行った時のこと。別の友人の到着を会場で待っている時に、壁に次のような張り紙がしてあるのが目に入った。

 「この部屋での飲食等持ち込みはしないよう固くお断りします  管理者」

 なんか、変な文章だなあと気になり、よくよく考えるとこれは2重3重に間違いだらけの文章だと気づいた。
 まず、「この部屋での〜持ち込みはしない」の部分。「この部屋」は持ち込む先なのだから、「この部屋への」としなければならないはずだ。「この部屋での」で始めるなら「飲食は固くお断りします」とすれば日本語として自然である。しかしこの管理者は「飲食」そのものを禁じているのではなく、「持ち込み」行為を禁じたいのかもしれない。それならやっぱり「この部屋への」で始めるべきだろう。
 次に「飲食等持ち込み」も変。「飲食」は飲んだり食べたりする動作を表す言葉だ。「持ち込み」と続けるなら動作を表す「飲食」ではなく、モノを表す「飲食物」とすべきだ。それに「飲食等」の「等」って何だ?食べ物飲み物の他に何を持ち込んだらいけないのか、さっぱりわからん。あやふやな表現だ。
 最後にこれが最も大きな問題点。「固くお断りします」と結ばれているこの文章、一体何をお断りすると言っているのか?実はこの文章にはそれが示されていないのだ。「持ち込みは」が「固くお断りします」に続くならわかる。しかし「持ち込みは」はそのすぐ後の「しないように」と続いて一つのセンテンスを完成させているので、「固くお断り」には掛かってこないのだ。そして「持ち込みはしないよう」と書くなら「お願いします」で締めなければおかしい。その場合、「固く」は使えないので、「絶対に」などの言葉を使うことになる。「絶対に持ち込まないようお願いします」ならOKだ。ただしそうすると文頭が「この部屋への」のままではおかしいので、「この部屋には」と直す必要がある。

結局この文章を正しく直すと
「この部屋への飲食物のお持込みは固くお断りします」
もしくは
「この部屋には飲食物を絶対に持ち込まないようお願いします」
となる。

なんてことを通夜の席で考えている僕はかなり不謹慎?(^^;

【2007年7月1日】
 昨日、立川クレイジージャムで生まれて初めてのバースデーライブを行った。これまでの僕の半生を振り返るようなライブにしようと思い、学生ジャズ研時代の曲や、社会人になりたての頃のフュージョンや、その後のエポックメイキング的な曲を集めて演奏した。たくさんのボーカル仲間達も来てくれて、1曲ずつ歌っていただいた。恥ずかしながら僕も歌謡曲を2曲歌わせてもらった。これは余興(^^;皆さんの温かいコメントや歌を聞いてるうちに感無量となり、実は最後の方はもうほとんど泣きそうでした。皆さんに心から感謝します。ありがとう。これからも皆さんのために心を込めて伴奏します。

【2007年6月25日】
 ひじり館スペシャルジャズコンサートが終了した。半年前から進めてきたスペシャル企画で、プロアルトサックス奏者の大山日出男さんとみずかみまりちゃんをゲストに迎えての豪華版だ。プロデューサーとしては正直滅茶苦茶大変だった。でも皆さんのご協力のおかげで無事に、そして楽しくコンサートができた。本当に感謝の気持ちで一杯である。今度は200人規模のコンサートをプロデュースしてみたい。

【2007年3月30日】
 今年1月からレギュラー出演していた六本木の老舗ピアノバー泉が、経営者変更のため3月末で一旦休業し、4月9日から新規オープンする。それに伴い僕の出演枠はなくなった。まあクビということだ(^^;しかし僕を目当てに来てくださるお客さんた大勢いてくださったおかげで、新しいママさんもこのままさよならと言うわけにはいかないと思ってくださったらしく、とりあえず4月21日(土)に彼女の歌の伴奏で出演することが決まった。5月からは毎週出演できるように考える、とも言ってくださった。本当に感謝の気持ちで一杯だ。もちろん、泉に来てくださった皆様に対してである。僕が出演しない日の詳しい状況はわからないが、少なくとも泉に出ているミュージシャンの中ではダントツに集客していたらしい。それもこれもわざわざあんな遠い店に足を運んでくださった皆様のおかげです。短い期間だったが、新しい仲間も増えて充実した3ヶ月だった。本当に皆さん、ありがとう!もし泉に復活したらまた遊びに来てくださいね。

【2007年2月24日】
 恐怖のMRI検査でわかったのは首の椎間板ヘルニアだったということだった。幸いに軽症で手術をする必要はなく、代わりに首の牽引とマッサージを受けている。首の牽引というのは椅子に座った状態で機械で首を上に吊る治療法だ。最初負荷14キロで始めて今は18キロで引っ張りあげている。牽引自体は痛くも痒くも気持ちよくもないが、その後のマッサージが最高に気持ちよい。お風呂にも毎日ゆっくりと浸かるようにしている。その効果が現れたのか最近は肩のコリ具合がだいぶ良くなった。でもまだ少し手のしびれが残っている。手はピアニストの生命線だから、早く完璧に治さないと。

【2007年1月16日】
 生まれて始めてMRIで検査をした。体の内部を詳細に撮影する検査方法で、人体の輪切り画像を撮ることが出来る。たまにダイエット番組でこれを使っておなかの脂肪を撮影するシーンが出てくるので知っている人も多いだろう。検査前に「金属類は身に付けていませんか」「閉所恐怖症ではありませんか」という質問を受けた。強力な磁気を発生させる機械なので金属は厳禁なのだ。閉所恐怖症という言葉はダヴィンチコードを読んで知っていたが、自分がそうだという自覚はない。しかしこの質問が意味するところを後で嫌と言うほど思い知らされた。検査は首のあたり中心に行われた。だからドーナツの穴の部分にちょうど僕の頭が隠れる状態になった。ドーナツ穴は結構長い。だから目を開けるとすぐ目の前にMRIの穴の金属的な内側だけが見える。他は一切見えない。体は固定されていて動かせない。
 これは想像を絶する恐怖であった。恐怖映画で見たことのある恐ろしいシーン、棺おけに生きたまま入れられてそのまま地中に埋められてしまう主人公、目が覚めたら真っ暗で身動きが取れない。自分がどう状況にあるのかもわからない。空気も薄くなりそのまま死んでいくことを覚悟する主人公。そんなシーンを思い出してしまった。一度そういう想像をしてしまうともうだめ。目を開けると恐怖が増殖されるので目を閉じてひたすら楽しいことを考えるよう努力した。必死に頑張ってやっと検査が終了。どっと疲れた。

【2007年1月10日】
今年の初仕事は六本木の老舗ピアノバーIZUMIでの歌伴。ピアノバーでのお仕事は学生の時以来かな。学生の時は一生懸命ソロピアノを弾いてたが、今回は僕の好きな歌伴がメインなので多少気が楽だ。今週は火金だが来週から月水の週2出演となる。このお店は料金がとっても良心的。ミュージックチャージは2000円飲み物も800円から、と六本木としては決して高くない方だと思うが、さらに飲み放題というシステムがあって、これが男性5000円・女性3500円なのだ。六本木のど真ん中で好きなだけ飲んで歌えておつまみまで勝手に付いてきて5000円とは良心的でしょう?ましてや女性というだけで3500円!その理由をオーナー聞いたら、女性が来るとお店が華やぐから、というお答が。僕も同感(^^)飲兵衛のボーカリストさんたちはぜひとも六本木IZUMIへ行くべし!

【2006年12月22日】
咳が止まらない。風邪は治ったつもりなのだが痰が絡んで苦しい。駅前の薬屋さんで龍角散を買って飲んだ。飲んだ瞬間はスーッとするのだが痰が絡まなくなるわけでもなく、咳は相変わらず止まらない。やっぱりまだ風邪が治っていないのかなあ。でもおなかに来ないからノロウィルスではないと思う。それが救いかな。

【2006年12月10日】
六本木のロアビルの真向かいに「泉」というピアノバーがある。いとこがこのお店のおなじみさんで彼に連れて行ってもらった。創業39年というからかなりの老舗だ。船室をイメージしたもウッディーな装飾がおしゃれな雰囲気を醸し出している。お客は歌う人・ピアノを弾く人・飲むだけの人・ママとの会話を楽しみに来る人などさまざま。で、もしかするとそこでピアノ弾くことになるかもしれない。ジャズ系の歌の伴奏なら自信があるのだが、この店はジャズに限っていない。クラシックを歌ったり、演歌を歌ったり、トランペットを吹くお客さんがいたり、ピアノがプロ並みに上手い人がいたりと、かなりハイレベルなノンジャンル対応が求められる。ちゃんとやれるかな?しかし僕の一番の心配は、終電に間に合う時間にちゃんと帰れるのだろうか、ということである。

【2006年12月6日】
家で使っているノートパソコンの液晶画面を壊してしまった。パソコンを持ち上げようとしたときに落としそうになり、あわてて掴んだ時にモニター部分を強く押してしまったのだ。画面には斜めに黒い線が走り、下のタスクバーの左側がほとんど見えない。あーあ、ガックシ。メーカーに修理代を聞いたら、なんと10万円だという。ええ?いまどき17インチの外付けモニターは3万円も出せば買えるぞ。13インチくらいの画面の修理にジュウマンエン?!直すのやめた。ばかばかしい。10万円出すくらいなら新しいパソコン買います。でもお金ないし。外付けのモニター買って代用しようと思い、新宿のソフマップで中古モニター見たけど、中古ってそれほど安くない。それより新品の17インチモニターが2万円を切る値段で売っていたので、思わず買ってしまった。ついでに外付けのHD(320G)も14000円と安かったので買った。外付けHDは前から欲しいと思っていたのだ。でもノーパソコンに外付けモニターを付けるのって結構変だよなあ。壊れた液晶のフタが邪魔だし。これ、取っちゃおうかな。分解して。

【2006年12月4日】
久しぶりのso-思う?。不精ですみません。昨日は僕が実行委員長を担当するひじり館音楽祭だった。11時半に集合して会場を作り、13時からスタート。第1部では僕が司会を担当した。今年は天気も良くてお客さんの出足が好調だった。第2部では立ち見が出るほどの盛況ぶり。司会にモンキーハンズにファニーフェローズに実行委員長に、と忙しいことこの上ない。でも楽しかった(^^)これが終ると「ああもう12月だなあ」と感じるのだ。仕事もしなくちゃ。

【2006年9月30日】
山梨県には合併で誕生した紛らわしい市がたくさんある。山梨といえば最も大きな市はご存知甲府市である。「甲斐の国」である山梨県を代表する地にふさわしい呼び名といえば言える。ところが山梨県には他に甲州市と甲斐市もある。甲州市は塩山市と勝沼町と大和村が合併して出来た市だ。甲斐市は敷島町と双葉町と竜王町が合併してできた。甲府と甲州と甲斐、これって滅茶苦茶紛らわしい。言い方変えただけで、意味するところは全部一緒じゃないかという感じがするのだが。塩山も勝沼も聞けば誰もが知っている有名な地名である。しかし「甲州市」と言って何人の人がわかる?まして甲斐市!そんな市あったのか?それって甲府市の間違いじゃないの?という感じるのは僕だけじゃあるまい。さらに山梨には山梨市なる市もある。県の名を冠した市は県庁所在地である、と勝手に思い込んでいたが、そうじゃない県もあるんだね。あと中央市というのもある。地域的に県の中央部にあるから中央市ということらしいが、まるで県の中枢をなす市であるかのような印象を与える語感を持つ名だ。実際には玉穂町と田富町と豊富村というのどかな3町村が合併してできた緑豊かな里である。むかしからある慣れ親しんだ地名を葬って、やたら大きな(偉そうな)名前をこぞってつけるこの風潮ってちょっと寂しくない?どこかの右翼政治家が言う「美しい日本」じゃないけど、美しい地名も残して欲しいよ。

【2006年9月29日】
国立のnobodarsというおしゃれなライブバーに倉地恵子さんが出演するというので聴きにいった。彼女とは大昔ちょっとだけ一緒に音楽した仲である。その時は16系のファンクっぽい曲をやっていて、彼女はファンキーな曲をとてもパワフルに歌う子、という印象だった。ところが、である。今回彼女の歌をそれこ10何年ぶりに聴いてぶっ飛んだ。滅茶苦茶上手いし滅茶苦茶すごいのである。日本のジャズ歌手の中でもトップクラスだと言っても過言ではない。彼女はヴォージャという亀淵友香率いるゴスペルコーラスグループのトップメンバーであり、実質的なヴォージャのリーダーである。たまに亀淵がテレビに出ると後ろで歌っている姿を見ることができる。基本的にはゴスペル歌手なのかも知れないが、今日聞いたスタンダードなジャズはどれも素晴らしい出来だった。まず当たり前といえば当たり前だが音程が全くぶれない。発声がきれいだ。英語の発音が美しい。表情や表現力が豊かである。ビブラートの掛け方が絶妙である。これは何としても彼女の歌を僕の友達や仲間たちに聴いてもらわねばならない。今となっては実力差歴然で恐れ多い話ではあるが、近いうちにボーカルハーレムに出ていただくつもりなので、楽しみにしていてください。

【2006年9月23日】
先週の高田馬場サニーサイドでのボーカルハーレムと、昨日の立川クレイジージャムでのボーカルハーレムの両日とも満員となった。最近ではまことに珍しい。どちらもホストボーカルがお友達やファンを呼んでくれたことと、初めて来る僕の友人が複数いたこと、常連が休まず来てくれたこと、などが原因である。できることなら来月以降も皆に来て欲しいなあ(^^)やっぱりお客さんが多いとより盛り上がります。

【2006年9月10日】
福島県発注工事をめぐる談合事件で、それまで98%を超える落札率だったのが捜査が表面化した後の入札で72%まで下がったことがわかった。それまでは談合によっていかに高い価格が維持されてきたのかということの証拠である。この高い価格の中から天下り役人への高い給料と口利き政治家への政治献金(という名の賄賂)が捻出されているのだ。もちろん建設業者もボロ儲けだ。損をしたのは税金を払っている一般市民。まさに詐欺・泥棒・横領である。それを正そうとすると露骨に反対する議員がまだ多いんだよね。公共事業に厳格な競争原理を持ち込むと品質の低下につながる、と堂々と言ってる国会議員もいる。それじゃあ競争による民間の工事は皆手抜きか?こんな議員は選挙で落とさないといけません。ところが地方選挙ではこういう馬鹿に限って名士だとか地元の誇りとか言われて偉そうにしてるんだよね。

【2006年9月9日】
8日の朝日新聞夕刊に指揮者の故・山本直純さんに関する記事が載っていた。昔テレビで流れていた「大きいことはいいことだ」というチョコレートのコマーシャルを覚えている方も多いでしょう(歳がばれるなあ) それによると、山本氏は「音楽は大衆のものである」という考え方を強くもっていたらしい。いつも大衆の目線でコンサートを作る。だからオケに対して無理を強いることもあったそうな。当日になって「ここは立って演奏して」とか、直前に鍵盤ハーモニカを買っていきなり本番で吹いてしまうとか。オケのメンバーはついていくのに大変だがお客さんは大喜びだった。最後の演奏会となった世田谷うたの広場では山本氏は控え室から出られないほど弱っていた。息子の祐ノ介さん(チェリスト)が演奏からもどると「どうだった?」、祐ノ介さんが「まあ、よく弾けた」と答えると、「お前じゃない。聴衆は喜んでいたのか?」。好きだなあ、こういう感覚(^^)

【2006年9月7日】
山口で専門学校生を殺害して逃亡していた男子学生が山で首吊り自殺しているのが見つかった。死後だいぶたっているようで首と胴体が分かれていたそうだ。恐らく殺害してすぐにこの山で自殺したのだろう。警察は彼を捜していたが19歳の「少年」という理由から顔も名前も伏せての指名手配だった。顔も名前も隠しての指名手配ってなんか矛盾してないか?それじゃ一般市民の協力は得にくい。将来性を考慮して匿名にするというが、重大犯罪を犯して逃亡中の凶悪犯だ。その将来性を担保することより、一刻も早く身柄を確保することの方が余程重要じゃないかと思う。まして自殺の恐れがあるような場合ならなおさら。今回はどちらにしろ自殺を防げなかったとしても、次に起こるであろう少年犯罪への対応をどうするのか、よく議論しておかねばならない。

【2006年9月6日】
永山フェスティバルがあと9日と迫ってきた。僕は役員として年明け早々からこの祭りに携わってきた。もちろんボランティア、無料奉仕である。この活動に要した延べ時間は今年の分だけで50時間を下るまい。僕が直接担当しているグリナードステージのまとめ役の仕事や、昨年から担当しているグランドフィナーレのプロデュースの仕事は、思った以上にハードで気力体力を使う。もう本業そっちのけである。なぜそんなことを続けるのか、自分でも不思議に思うことがある。しかし永フェスを楽しみにしている人がいて、その人たちが永フェスを見て、もしくは永フェスに参加して、「良かった」「楽しかった」「ありがとう」と言ってくれたらそれで十分僕は満たされる。ところが参加団体の中には、参加することが当然の権利で、準備その他面倒なことは役員達にやらせておけばいい、と勘違いしている連中がいる。お祭りのスポンサーがらみのテナント企業の団体だ。言っておくが僕はお前んとこの従業員じゃない。このお祭りを成功させるために僕ら市民ボランティアがどれだけの時間と労力とお金を使ってきているかわかるか?きっと全然わかっていないのだろうな。

【2006年8月10日】
19歳の女が同棲している男の家のトイレで出産し、羊膜も取らずにそのまま放置したため赤ちゃんが窒息死するという事件が起きた。羊膜を取らなければ窒息死することを認識していたそうだから故意の殺人であることは明らかだ。女は赤ちゃんを「エイリアンみたいで気持ち悪かった」と表現し、「赤ちゃんを産んでも育てる気がなかった」と取調べで語ったという。こんな人間性のかけらもない、母性のかけらも無い女を育て上げた家庭環境が知りたい。一体どういう育て方をすればこんな人間が出来上がるのか?

【2006年7月19日】
普段使っているアドレスに届く迷惑メールの数が占める割合が全メールの9割を超えて、もうアドレスを変えるしかないかとあきらめかけていたら、プロバイダーが迷惑メールを取り除いてくれるサービスを無料で提供していることを知り、さっそく試してみた。これがなかなか優れもので、今まで山のように届いていた迷惑メールがほとんど来なくなった。もっと早くに知っていればよかった。迷惑メールに悩んでいる方は一度プロバイダーの迷惑メール撃退サービスがあるかどうか調べてみることをおすすめします。

【2006年6月1日】
暑い・・・。今日は東京でも30度を超えた。6月に入ったばかりだというのに、暑すぎる。ビールの飲みすぎで体も思いし・・・。ZOE`S BAZRの掲示板を新しいのに替えました。これでしばらく迷惑書き込みから開放されそうです。

【2006年5月13日】
「人の命は地球より重い」という言葉をよく聞く。「地球より重い」の「重い」は重量の意味でないことは明らかだから「重要だ」ということなのだろう。だとするとヒトという生物は自身が存在する空間そのものよりも重要だということになってしまう。地球が汚れても壊れても、ヒトの方が大切だと。地球上の他の生物が滅びてもヒトだけは最後まで生き残るべきだと。ヒトってそんなに偉い生物なのだろうか?自然界では絶妙なバランスによってそれぞれの種の数が制御されている。弱くて小さい生き物は強くて大きい生き物に捕食される。ある種が一時的に過多となれば餌がなくなりやがて自然淘汰され正常の数に戻る。それは自然界の掟で摂理であり、すなわち「善」である。なぜならそれこそが調和でありすべての生き物が共存できる唯一の道だから。バランスが崩れて地球が病めば当然ヒトだって存在しえなくなる。人の命と地球、比べること自体が人間のうぬぼれだ。

【2006年5月7日】
小金井市では雑学大学というボランティアの市民講座が月に2回行われている。小金井市に在住の名士や作家や学芸員たちがボランティアで市民相手に講義を行うものだ。今日はその雑学大学の教授として招かれた大賀昭彦氏のお手伝いで参加した。大賀氏はタマドリームジャズオーケストラのボーカリストで、以前は小金井市議を務めていたこともある小金井市の名士である。彼はジャズの歴史や自身の半生を冗談を交えながら面白おかしく語り、その話の合間合間にジャズのスタンダードな名曲を歌った。その伴奏を僕が引き受けたのだ。会場には60人くらいの市民が集まり熱心にそして笑いながら大賀氏の講義を聴いていた。中には稲葉市長の顔もあった。講義が終ったあとの打ち上げにも参加させてもらったのだが、なんとその席にも稲葉市長の姿が。さらに議員運営委員長の五十嵐市議や雑学大学長などそうそうたるメンバーが集まり、その中で飲む羽目に。話は大賀氏の市議時代の武勇伝から現在の小金井市の抱える問題点や政治家の資質とは何かといった話まで多岐にわたった。政治家と酒を飲んだのは初めてだったが実に楽しいお酒&話だった。もうすでに飲み友達となったので小金井市に物申したい人は僕に言ってくれたら市長に伝えますよ(^^)

【2006年5月1日】
5月だというのに30度を超える暑い日となった。半袖のシャツかTシャツ一枚で十分である。でも明日は例年より5度低くなる、ということは今日より15度前後下がるということだ。うーん、これじゃ体がついていかないだろうなあ。3日のコンサートが終るまでは絶対風邪引けないし。

【2006年4月19日】
山口県光市で99年に起きた母子殺害事件は聞けば聞くほどむごい事件だ。当時18歳の男が強姦目的で侵入し、母親を絞め殺した上に強姦し、さらに生後9ヶ月の子供を床に叩きつけてからヒモで絞め殺した。これだけひどい犯罪なのになぜ死刑ではなく無期懲役なのか、疑問に思うのは僕だけではあるまい。最愛の妻と長女を失った本村洋さんは、自分の手で犯人を殺してやりたいが、それが出来ないなら法の裁きによって二人のかたきを取って欲しい、ということを述べている。犯人が当時18歳と若いこともあって「更生の可能性がある」という意見もあるが、かれが友人に送った手紙の内容を読む限りではとても真剣に反省し贖罪の日々を送っているとは思えない。そもそも「更生」より「贖罪」が先である。果たしてどういう最終判断が出されるのか、裁判の結果に注目している。

【2006年4月10日】
富山県射水市の病院で起こった人工呼吸器取り外ずし事件について、殺人なのか単なる延命措置の停止なのか意見が分かれている。「本人の同意」や「家族の同意」をどう取るのかという問題についても様々な意見があるようだ。難しいことはよくわからないけど、少なくとももし僕がその患者だったとしたら「無駄な延命措置はしてくれるな」という気持ちだろう。回復する可能性がわずかでもあるならまだしも、意識も無く回復の望みも無くただ息をしているだけなんて、僕は嫌だ。僕は僕を「無理やり生かされ続けている人」にして欲しくない。ましてその結果として家族を経済的に追い詰めることになるなんて到底耐え難い。だから他の人もそうすべきだ、とは言わない。でも僕と同じように思っている人はたくさんいるのではないかな。

【2006年4月4日】
国の機関は特別な事情がない限り入札によって発注先の企業の選定を行わねばならないと決められているにも関わらず、環境省の発注業務の9割以上が随意契約であることが判明した。しかも発注先の企業の多くに環境省の高級官僚たちが天下っていた。環境省の役人どもは談合という悪事に手を貸すことなく「合法的」に特定の企業への便宜を図ることができ、その見返りが天下りという訳だ。こんなふざけた話がまかり通っていいのか?これは官製談合よりたちが悪い。もし自分の会社の役員が、特定の業者に通常より高い金額で発注して会社に損害を与え、さらにその業者のところに高給で転職して行ったとしたら、どう思います?「ふざけるな、金返せ、もうその業者には二度と発注するな」でしょ?それが世の中の常識だ。ところが環境省は今回の発注実態について「問題ない」と答えている。こんな馬鹿どもがこの省を動かしている。この問題、誰がどう責任をとるのか、小泉首相と小池大臣には国会で明確に答弁する義務がある。

【2006年4月3日】
国会で民主党の菅直人が小泉首相とやりあった。その中で菅は、法律を変えることなく確実に官製談合を無くすことの出来るとっておきの方法がある、と言った。その方法とは「天下りを受け入れた企業へは公共事業を発注しないと閣議決定する事」だという。官製談合はばれれば役人も犯罪者として裁かれる。わざわざそんなリスクを犯してまで役人が談合を主導する理由はただ一つ、「天下り先を確保するため」である。なるほどこれは名案である。これなら公共事業を営業の柱としている企業は天下りを受け入れることができなくなる。天下りをさせてもらえないなら役人もそんなリスキーなことに手を染める意味がなくなる。この提案に対して小泉首相は役人の再就職の権利を持ちだして否定的な答弁をしていた。そんなことをして談合が出来なくなったら困る、という本音が見え見えである。菅が総理大臣になったら官製談合を一掃してくれるかもしれない。少なくとも小泉ほか自民党の政治屋どもでは絶対にできない(やらない)ことだ。

【2006年4月1日】
川崎のマンションの15階から男の子を落として殺し、さらに清掃員を言葉巧みにだまして15階に誘い込んで同じように殺そうとしたが失敗し逃走していた男が、警察に自首して逮捕された。子供が3人もいる41歳の男だった。自身に子供が3人もいながら、なぜこんな恐ろしいことができるのか。仕事をリストラされ自暴自棄になっていたのなら、勝手に本人が飛び降り自殺でも何でもすれば良かろう。幼い子供を殺して仕事が見つかる訳もない。働き盛りの41歳で、奥さんもいて、子供が3人もいて、それでこんな馬鹿なことをしでかして・・・。本人の人生が終るのは勝手だが、殺された子供の人生はもちろんのこと、自分の子供の人生までも滅茶苦茶にした罪は大きすぎる。一生刑務所で償っても足りない。

【2006年3月31日】
偽メール問題のゴタゴタの責任を取って、民主党の前原代表が辞任する。渦中の永田議員も議員辞職することになった。一言「今さら?」である。例のメールが偽物であるということを認めた時点ですぐにやっていれば、民主党の潔癖性を国民にアピールできたかもしれない。しかし今さら、散々批判を浴びた挙句に、嫌々仕方なく辞任するのではそんな効果は望むべくもない。ゴタゴタ&後手後手&ボロボロの民主党。もはや哀れである。

【2006年2月28日】
民主党の永田議員の釈明会見を見た。自らの失態を認めて謝罪する一方で、メールの真偽についてはまだわからない、と述べた。なんとも中途半端かつ未練たらたらの会見である。民主党の鳩山幹事長は「偽物と言わざるを得ない」とはっきり言っているのだ。幹事長・国対委員長・本人らが雁首そろえて謝罪会見やるなら、せめてメールの真偽に関する見解くらい統一させておけよ。これじゃ自民党を追いかけるなんて無理な話だね。他の野党に期待するしかなさそうだ。

【2006年2月22日】
中国から来た「嫁」が娘の同級生の園児2人をグループ送迎中に包丁で滅多刺しにして殺害した。子を持つ母親の犯行とは思えないほどの残酷な事件である。果たしてこの犯行を引き起こした原因はどこにあるのか?事件があった幼稚園ではグループ送迎を取りやめたという言うが、果たしてそこが問題なのか?犯人は中国にいるときから感情が発作的に爆発するときがあったという。「娘が園になじめないのは他の園児たちのせい」という独りよがりの論法は、まさにすなわち自分自身がなじんでいないことの証明にすぎない。なじめない理由は多々あるだろう。それはわかるような気がする。でもだからといって幼い子供を刺し殺すという手段にたどり着く人間はほとんどいないだろう。彼女自身の個別独特な問題がそこにあるような気がしてならない。

【2006年2月15日】
今日は気温が18度近くまで上がって4月下旬並みの暖かさとなった。雪国でも暖かい日だったらしい。今年の未曾有の大雪に悩まされてきた地域の人々には朗報なのかと思いきや、急な気温の上昇は表層雪崩や屋根からの雪の落下という事故を招きやすくするため、逆にとても危険らしい。今日も屋根から落ちてきた大量の雪に埋もれて大学生(男)が死亡した。「寒いのは苦手」などと甘ちゃんなことを言ってる僕には想像を超える事態である。

【2006年1月24日】
話はちょっとさかのぼるが、耐震偽造問題で国会の証人喚問を受けたヒューザーの小嶋社長が証言拒否を連発した問題について。はたして証言拒否をしたことが悪いのか?確かに見ていてイライラする国会喚問だったが、小嶋社長にしてみれば捜査が入って間もなく被告人となる身ではそうはしゃべれない、ということも事実だろう。むしろ彼がそういう立場になるまで国会喚問をしなかったことが一番の問題だ。家宅捜査が入る前だったら、証言拒否は連発できなかったはずだ。自民党が党利党略から喚問を引き延ばししてきた結果が今回のような消化不良を招いた。今回の問題で非難されるべきは小嶋より自民党である。

【2006年1月22日】
アメリカからの輸入牛肉に本来ならあってはならないはずの背骨が混じっていたことがわかり、また輸入がストップしてしまった。あれだけ大騒ぎして、アメリカ政府の圧力に屈するような形で再開した牛肉輸入だったのに、一体全体このざまは何だ?かわいそうに吉野家は牛丼販売再開の計画がまた白紙である。アメリカは最初から徹底的なBSE対策など取る気はない。とにかく自分達の牛肉が売れて、畜産業から献金を受けている政治家連中の面子が立てばよいのだ。日本人の安全なんて彼らにとってはどうでもよいこと。だからこそ今回のようなふざけたミスが起こる。起こるべくして起きたミスだ。

【2005年12月31日】
いよいよ大晦日になってしまった。思えば今年は暗い出来事ばかり。小さい子供が変質者に襲われる事件が多発した。悲惨な鉄道事故もおきた。自民党が大勝して小泉の暴走を止める機能が停止した。耐震偽造が発覚して大勢の市民が途方に暮れている。一方で僕は相変わらず音楽漬けの1年間だった。おかげさまで今年もボーカルハーレムを続けることができました。色々なミュージシャンと共演できました。大きなコンサートもやりました。永山フェスティバルやひじり館音楽祭ではスタッフとして働きました。すべては僕らの演奏を聴いて下さる方のために。そして音楽を提供するミュージシャンたちのために。音楽を愛し、酒を愛し、そして何よりも人間を愛するすべての人々と共に来年も僕は歩みたい。

【2005年11月27日】
耐震構造偽装問題がいよいよ泥沼化してきそうだ。そもそも震度5強で倒壊する恐れのあるようなインチキマンションやホテルがこの地震国日本で作られていたとは信じがたい話である。テレビでべらべらとしゃべっているマンション開発会社の社長はいかにも胡散臭く、言うことは全く信用できない。熊本の建築会社はさっさと破産する道を選んでしまった。建築設計事務所の社長は自殺した。姉歯設計は弱小で資金力など全くない。確認申請を審査した会社は瑕疵はなかったと言い張っている。とすると今回の問題の責任を一体誰が取るのだ?何十億円もの費用を誰が払うのだ?そんなことを議論しているうちに大地震が来て建物が倒壊したらどうするのだ?今にも崩壊するかもしれないマンションを買って、すぐには引っ越す資金もなく、そこに暮らさざるを得ない人々は一体どんな気持ちでいるのか。僕なら夜も不安で眠れないだろう。ここは国が主導して、場合によっては公的資金を投入して人命最優先の緊急避難措置を取るべきだ。その上で責任ある業者連中にその責任に見合う額をきっちり負担させろ。その議論は後でじっくりやればよい。今はとにかく一日も早く危険な建物から市民を避難させることだ。

【2005年10月11日】
冠婚葬祭互助会の「くらしの友」が団塊世代の男性を対象に「葬儀観」の調査を行った。それによると、葬儀の際に流したい曲について「イエスタデイ」が最も多く、「レット・イット・ビー」など、団塊世代の青春時代を象徴するビートルズナンバーが多かったそうだ。僕の場合は音楽葬にして、仲の良かった音楽仲間たちに生で演奏してもらうのがいいかな。曲は僕が選ぶより皆に選んでもらいたい。というか、自分では選べないよ。僕の葬式にふさわしい曲を誰か教えて。

【2005年9月23日】
 今年の永山フェスティバルにはグランドフィナーレという初めての企画が登場した。発案&企画担当は僕である。盛り上がるだろうかと心配していたが、永フェス史上最高の盛り上がりとなった。特に最後のマツケンサンバでは子供たちの踊りあり、太鼓の演奏あり、お客さんもステージに上がって踊ったりして異様な盛り上がりとなった。アンコールがもう一度マツケンサンバだというからいかにこの曲が一般大衆の支持を得ているかと言うことだろうと思う。一方でマツケンサンバVは印象の薄い曲だ。Uほどにはヒットしないだろう。

【2005年9月15日】
 谷垣財務相は消費税率引き上げに向けた検討を始めることを表明した。自民党が選挙で大勝した背景には国民の財政再建への期待があり、「増税は必要」との認識を国民ももっている、と彼は言った。はあ〜?財政再建の最大のポイントは無駄な支出をいかに抑えるか、だろう?例えば、何十年も前に計画を決めたけど今ではその目的が完全に失せてしまったダム建設の計画を中止する、ということじゃないのか?例えば、官製談合による割高の工事発注を見直せば莫大な額の税金が節約できる、ということじゃないのか?今回の選挙は「郵政民営化の是非を問う」選挙だと言い続けてきたのは政府自民党じゃないか。「財政再建のために増税が必要だと思うがいかがか?」というテーマを自民党はいつ国民に問いかけたのだ?それも今回の選挙の争点だといつ言ったのだ?マニフェストに書いたのか?自民党が勝ったのだから、国民が勝たせたのだから、もう政府自民党が何をやってもそれは国民が認めたことだ、という自己中心的な論調。傲慢にも程がある。国民よ、もっと怒れ!

【2005年9月14日】
自民党はさっそく増税の意思を明らかにした。07年に所得税と住民税の定率減税を廃止する方向を示した。これによって一般サラリーマン家庭で年8万円ほどの税負担増になる。自民党のマニフェストには「サラリーマン増税はしない」と書いてある。ところが減税の廃止は増税ではないという理屈らしい。一般常識ではそれを屁理屈という。市民にとっては「増税」となんら変わりない。最初からそうするつもりならなぜマニフェストに書かないのか?詐欺と一緒である。自民党は選挙2日後でさっそくその本性を現した。これからも独裁小泉による暴政圧政が続くだろう。自民党が勝つ、とはそういうことだ。

【2005年9月7日】
米南部を襲った超大型ハリケーンの被災者に対し各国から支援の申し出が相次いでいる。隣の韓国は市民からの募金も合わせて33億円の援助をすると発表した。中国とインドとサウジアラビアはそれぞれ5億5000万円の援助を表明し、カタールが110億円、クエートは550億円という巨額援助を申し入れた。アジア最貧国の一つであるバングラデシュまでもが1億1000万円を送るそうだ。一人当たりの国民総所得が4万4000円の国としては大変な出費である。さらにアメリカの宿敵キューバは1100人もの大医師団を送り、見返りは求めないと発表した。そんな中で、わが日本が発表した援助額は5500万円である。台風による被害がどれほど甚大で悲惨なものであるかをよーく知っているはずの国の政府が決定した額である。この感覚、信じられますか?

【2005年8月25日】
宮城県で銃を奪おうとして警察官をナイフで刺した中3の少年が逮捕された。彼は大小のモデルガンを多数持つなど、日ごろから銃に対して強い執着を持っていた。一人っ子で、普段は部屋に閉じこもってモデルガンで遊んでいたらしい。親が部屋に入ることを嫌い、食事も部屋で一人でとっていたという。父親は「一人っ子なので好きなようにやらせていた」と言っているが、親がそんな無関心な態度でよかったのだろうか?大変に疑問である。

【2005年8月18日】
のんびりしてたらもう8月も後半じゃないか。衆議院も解散したし、いよいよ自民党政治とおさらばできるチャンス到来だっ!と言っても、小泉支持率が上昇しているという不思議な世論調査を見る限り、劇的な政権交代は難しのかもしれないな。社会保障の予算は削られ、税金は上がり、それでも足りずにまだまだ上げられるに違いなく、官製談合を本気で無くそうとは思ってもいず、上場企業は利益を出しているのに社員の給料は上がらず、年金問題が一番心配だと国民皆が言ってるのに郵政が最優先だと言って肩肘を張り、国民生活がどんどん厳しくなっていって出生率も下がっているのに何の有効な手も打たず、反対勢力の自民党仲間を政治的に抹殺することに全力を注いでいるような、そんな小泉政権にNO!を突きつける絶好のチャンスですよ、皆さん。9月10日は投票に行きましょう!

【2005年7月27日】
台風が通り過ぎて今日は朝からきれいに晴れ渡った。おかげで気温もうなぎ登りとなり、11時半頃に35度を超えた。「台風一過」にはさわやかなイメージがあると思っていたが、今日ばかりはさわやかとは正反対だ。プールにでも飛び込みたい気分。

【2005年7月26日】
僕が住んでる東所沢という街は静かな住宅地で、風俗店はほとんどない。あったところで興味もない。しかし1軒だけ気になる店があった。「熟女クラブ 干し柿」である。「熟女」で、しかも「干し柿」だ。いったいどんな女性が接待してくれるのだろう?きっとお店の女の子(?)たちにはそれぞれ「干し柿ちゃん」とか「干し葡萄ちゃん」「干ししいたけちゃん」「干しアンズちゃん」といった名前がつけられているに違いない。しかしそんな店に行く男性客がいるのか?と心配してたら、案の定店はつぶれてしまった。怖いもの見たさに一度くらい行ってみたかったなあ(^^;

【2005年7月25日】
道路公団の鋼鉄製橋梁工事をめぐる談合事件で、ついに公団の内田副総裁が逮捕された。これで談合が公団トップとOBと業者が一体となって行われてきたことが明らかになった。談合に関わってきた歴代のお偉方とOBたちを全員つかまえて、談合で生じた巨額の損害を彼らに賠償させるべきだ。財産を全部没収してもまだ足りないだろう。厳しすぎると思うかもしれないが、これが一般企業なら株主から訴えられて経営者の個人責任を問われるのは必死である。不良官僚にも同じようなお仕置きが必要だ。それをしなければ官製談合は絶対になくならない。

【2005年7月14日】
文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、敬語の使い方が良くわからない人が結構多いということが明らかになった。例文として「この電車にはご乗車できません」は敬語として正しいかどうか?というのがあって、なんと6割の人が「正しい」と答えている。でもこれは正しくない。「できません」というのは謙譲語であるから、お客さんに対する尊敬語として使うなら「ご乗車になれません」とすべきなのだそうだ。うーん、確かにそうだ。では駅のホームで普通に流れている「危ないですから黄色い線の内側をお歩きください」という放送はどうなのか?「危ないですから」という部分に僕は引っかかる。「です」というのは助動詞「だ」の丁寧形だから、本来は形容詞にはつかない品詞だ。だって「危ないだ」とは言わないでしょう?「です」を取って「危ないから黄色い線の内側をお歩きください」これならすっきりしてるし十分丁寧だし文法的にも何の問題もない。「危ない」の部分をどうしても丁寧にかつ尊敬語で表現したいなら、「危のうございますから」と言うべきだ。しかしそれじゃいくらなんでも大げさだ、「です」を使いたい、と思うなら「危険ですから」と言えばいい。でもどこの駅でも「危ないですから」を使ってるよねえ。僕の言語感覚が間違ってるのかなあ。

【2005年7月11日】
夏は暑い、のは当たり前だが、最近の暑さは自分が子供の頃の暑さと次元が違うような気がしてならない。なんか暑すぎ。今日は30度くらいしかなかったから、まだマシな方だったが、そもそも「30度でマシ」なんてこと、昔はなかったでしょう?33度なんていったらめちゃくちゃ暑い日で、ひと夏にそう何度もあるもんじゃなかった。でも今じゃ33度なんて普通で当たり前。やはりこれは地球温暖化による異常気象なのかな。夏バテもきつい。でもこれは歳のせいだという意見もチラホラ。そうかなあ・・・?

【2005年7月9日】
禁煙のホームでお構いなしにタバコを吸っていた若い男が吸殻をホームに投げ捨てて電車にに乗り込んできた。金髪に黒のランニングシャツ、金縁サングラス、穴のあいたジーンズにサンダル。きっと自分はかっこいいと思ってるんだろうなあ。空いてた席に乱暴に座ると買ったばかりと思われる新品の白いシャツを取り出してタグをはずし、無造作に席の前の通路に捨てた。そしてその場でシャツを羽織り始めたために隣に座っていたおばさんに肩や手があたって大迷惑なのだが、そんなことは全然お構いなしに「試着」して一人悦に入っていた。本人は似合うと思っているのかもしれないが、まったくお笑いである。しかし程度の差こそあれ、こんな若い連中が増えてきてると思いませんか?ゴミを電車内やホームや歩道に平気で捨てる人のなんと多いことよ。どんなにかっこつけても全然かっこ悪いよ!

【2005年7月8日】
ロンドンで地下鉄やバスを狙ったテロが数箇所同時に発生した。どんな理由があろうとも無抵抗の一般市民を虐殺する行為はもっとも野蛮で愚かで忌むべき行為だ。さすがに多くのイスラム教の信者達も今回のテロに対して非難の声を上げているようだ。しかし特に若いイスラム教信者達の間で過激で攻撃的な考え方が広まりつつあるという。そこにはキリスト教徒に対する深い憎しみが怒りと共に増幅されているようなのだ。多くの日本人にはその感覚は理解できないだろう。もちろん僕にもさっぱりわからない。そもそも居もしない神をめぐって争うなんてアホらしいというのが僕の考えだから。

【2005年7月4日】
橋梁工事の落札率(予定価格に占める落札額の割合)が98%というのは明らかにそこに談合が存在していることを示している。談合がない公共工事の落札率は一気に70から80%台にまで落ちることが実績からわかっているのだ。談合があったのは今回明らかになった鉄骨の橋梁工事だけではない。コンクリート製橋やトンネル工事の落札率も限りなく100%に近い数字なのだ。間違いなくそこにも談合が存在する。何千億円という金が談合と言う窃盗によって国民から奪い取られている。高速料金は下がらない。ふざけるな!

【2005年6月30日】
橋梁工事の官製談合の実態が次々と明らかになってきた。国や道路公団が発注する工事のほとんど全部が談合によって不当に高い価格で落札されていると言って間違いない。今はもっぱら業者に対する捜査が行われているが、本気で談合を根絶やしにしたかったら、情報を提供した役人に対する刑罰を思い切りきつくすることだ。多少の裏金なんかもらっても全く採算が合わないくらいの高額の罰金と懲役刑を法律で定めてしまうのだ。そうすれば役人どもは怖気づいて談合に加担できなくなる。なぜそれを今までしてこなかったのか?と言うことの方が余程疑問に思われるくらい、当たり前の解決策ではないか。いま民主党がそういう法律を作ろうと動き始めている。談合がなくなると困る自民党はその法案に反対するか、作るとしても抜け道だらけ骨抜き法に変えるかのどちらかで動くに違いない。絶対そうなるからよーく見ていてください。

【2005年6月28日】
政府税調の石弘光会長がサラリーマン狙い撃ち増税を打ち出したときに「サラリーマンには頑張ってもらうしかない」と正直に発言したことに対して、自民党や財務省の連中が「言い過ぎだ」と反発しているらしい。都議選を直前に控えてあまりサラリーマンを刺激するような過激な(率直な?)発言をしてもらいたくない、というのが彼らの本音だ。サラリーマン狙い撃ち増税はいいけど、それを正直に発言して自民党への票が減っては困るというこなんだろうけど、あまりに姑息過ぎないか。都議選で自民党がボロ負けすれば増税路線も転換せざるを得なくなるかもしれない。サラリーマン都民よ、選挙に行って意思を示そう!

【2005年6月21日】
政府がサラリーマン家庭を狙い打ちにした増税をたくらんでいる。所得税控除額の縮小と配偶者控除の事実上の廃止を税調が提言したのだ。年収600万円の家庭では32万円も増税になるらしい。小泉首相は消費税の引き上げはしないと国民に約束してきた。なんということはない、取る方法を変えただけの話じゃないか。そうやって国民から吸い上げた金は、官製談合によって一部の官僚出身者たちや土建屋たちに分配される。そしてその金の一部は「献金」と称して自民党の政治家達へ回る。盗賊が盗み取った金を山分けしているようなものだ。

【2005年6月13日】
会社は日テレタワーの22階にあるのだが、さすがにエレベーターの中にまでテレビがあり、もちろん4チャンネルの映像が流れている。今日もそこで若貴兄弟の確執の模様が映し出されていた。貴乃花がインタビューに答えて、花田家のプライベートな問題をべらべらとしゃべっていた。世間の注目を浴びた兄弟だけに関心が集まることはわからないでもないが、でもやはり所詮花田家の内部事情の話である。何時間も公共の電波を占有するような問題じゃない。貴乃花部屋が存続できるかどうかの方が僕には興味がある。僕ならあんな親方の元に大事な息子は決して託さないだろう。

【2005年6月2日】
 貴ノ花(二子山親方)が死んだ。僕の青春時代は彼の全盛期だっただけに感慨深い。彼はとてもかっこいい力士だった。見た目がかっこいいだけでなく、というよりそんなことはどうでも良くて、相撲がかっこよかった。大関清国に足を取られながらもしのいで逆転勝ちした驚異の1本足相撲や、かばい手かつき手かで大論争となったアクロバットな北の富士戦、大横綱大鵬を引退に追いやった1戦、座布団が天井を覆い隠すほどに乱れ飛んだ初優勝の北の湖戦など、小さい体でありながらその強靭な足腰で粘り強く相撲を取る名大関だった。親方になってからは藤島部屋(後の二子山部屋)を独占禁止法に抵触するかと言われるほどの一大勢力にした。しかし彼は大きなやり損じを残したままこの世を去った。それは次男の貴乃花のことだ。今回の葬儀でのインタビューを見ても、まったく人間が出来ていない。世の中を知らない。人の心や気持ちがわからないしわかろうとしない。そんな世間知らずで我がままな実力者が後を次いだ。相撲界はこのお坊ちゃまのおかげでこれから大変な辛苦を味わうことになるだろう。

【2005年5月11日】
 東京湾に迷い込んで話題になっていたコククジラが漁網にかかって溺死した。鯨が溺死というのは珍らしい。以前から思っていることだが、漁で取った鯨は食べてよくて、打ち上げられた鯨は食べてはいけない、という決まりはどうにも納得できない。病死でなければ食べられるところは食べ、油になるところは油にし、皮や髭など使えるところは全部つかってあげることが、彼(?)の死を無駄にしない一番の方法ではないかと僕は思う。

【2005年5月1日】
 JR福知山線で起きた脱線事故の犠牲者が107名になった。1両目はマンションの駐車場に突っ込み大破し車両の長さが半分に縮んでしまった。一番犠牲者が多かった2両目はマンションに巻き付くように叩きつけられてぺしゃんこになった。あれでは中の人たちはとても助かるまい。この事故の後、電車の先頭車両に乗ることが怖くて出来なくなってしまった。マンションの住人達ももうこの建物で暮らしたくはないだろう。JR西日本が買い取って社宅にするか、取り壊して慰霊碑を立てるのが筋だと思う。

【2005年4月18日】
 ダヴィンチコードを読んだ。物語そのものも十分に面白いが、話の中に出てくる薀蓄(うんちく)の数々がとても面白い。そして何より興味深かったのが、カトリック教会がキリストを神格化していった理由について語る部分である。まだ読んでない人はぜひ読んでみることをおすすめする。映画化されることも決まっているようで、これも大変楽しみだ。

【2005年3月25日】
 余計なお世話かもしれないが、他人の箸の持ち方が気になる。先日吉野家でお昼を食べていたとき、向かいの席に座っていた大学生風の男2人が、なんとも不思議な箸の持ち方をしていた。一人は親指と人差し指を箸の上でくっつけ、その輪の中に箸を2本通して、中指と薬指の腹で横から箸を操作していた。見るからに使い辛そうである。もう一人は人差し指と中指の間に2本とも差し込んで、グーを握るような形で箸を持っていた。どうやっては物をさむのかと見ていると、はさむように使うのではなく半開きにした箸を水平にしてフォークのようにご飯をすくって食べていたのだ。なんとも器用な食べ方だなあとある意味感心してしまった。あれじゃ小さいものは掴みにくかろうに、とはやっぱり余計なお世話か。

【2005年3月20日】 アカペラコーラスグループindigo blueのライブに行ってきた。バンマスは友人の倉田氏である。彼は今回のライブでindigo blueを「卒業」する。オリジナルメンバーで行うラストライブということもあって、会場は最初からすごい熱気にあふれていた。indigo blueはアマチュアとは思えない高い技術をもったアカペラグループである。今日は改めてそれを思い知らされた。メンバーは5人で、歌唱力抜群の実力者揃いである。アレンジもすばらしい。そのあまりにも美しいハーモニーに酔いしれ、聴いていて涙が出そうになった。倉田氏は今後アメリカで音楽修行をする予定だ。一回りも二回りも大きくなって、日本に帰ってきたらまたindigo blueのようなすばらしいバンドを作って欲しい。

【2005年3月17日】
 「過去のso-思う?」の2003年10月22日に紹介した傷害致死事件の母親に対する判決が名古屋地裁で言い渡された。傷害致死幇助の罪で懲役2年執行猶予3年である。当時27歳のこの母親と同棲していた18歳の高校生が4歳の男児を虐待して殺したという事件だ。裁判長は、男児が暴行を受ける危険を除くための具体的有効な手立てをこの母親は講じなかった、と断じている。実の母親が守らなくて誰が子供を守るのだ!という当たり前の疑問が当たり前ではない世の中になってしまったのか、最近この手の事件が多い。僕に言わせれば、男を招きいれ、虐待を傍観していた母親は共犯者だ。執行猶予付きとは甘すぎる。

【2005年3月4日】
 宗のぶひこのホームステージで、ボーカルハーレムの生まれ故郷でもあるサニーサイドが、四たび、不死鳥のごとくよみがえった。今度は飯塚さち子さんが新オーナー兼ママである。この日、営業初日のセッションがにぎやかに行われ、なじみのお客さんやいつもの出演者たちが大勢駆けつけた。皆がこの日を待っていた。サニーサイドは特別な店、特別な空間である、と思っている人が僕以外にもたくさんいる。そういう人たちのためにも、新オーナーにはぜひぜひ頑張ってもらいたい。

【2005年3月3日】
 長年対立してきた二つの中学生グループが、互いに決着をつけようということになり、代表者同士による1対1の喧嘩をした。彼らが決めた喧嘩のルールは(1)素手のみ(2)急所は攻撃しない(3)相手がギブアップしたら終了、の3つだ。なかなか立派なルールである。いまどき、集団でリンチしたり、金属バットやナイフで殺傷したり、幼い子供に危害を加えたりと、暗く陰湿で凶悪な事件が頻発している時代に、なんとも硬派な話じゃないかと僕は思う。ところが彼らは決闘罪などという前世紀の遺物みたいな法律で逮捕されてしまった。なんじゃそりゃ、である。

【2005年2月24日】
 生後47日の娘の頭を殴った23歳の母親が傷害の疑いで逮捕された。脳挫傷を負うまで殴ったというからかなりひどい。母親は「出生前に(父親である)男と口論になったことが頭に浮かび、顔を見ていて腹が立った」と供述している。恐らく父に似た娘を見ているうちに怒りが増幅し、感情をコントロールしきれなくなったのだろう。しかし娘に後遺症が残るという結果責任は重大である。母親は一生十字架を背負ってこの娘とともに生きていかねばならない。娘は物心がついたときに自分が置かれた境遇の原因を知ることになるだろう。そのとき娘はこの母を許すだろうか。

【2005年2月17日】
 ライブドアがニッポン放送株を35%取得して、フジサンケイグループが大慌てである。別にフジテレビや産経新聞が堀江に乗っ取られても僕は全然困らないが、政府や自民党の幹部クラスが相次いで今回の騒動を批判的にコメントしているのをみると、彼らにとっては大いに困ることなんだろう。それだけフジサンケイグループが政府・自民党にとって必要な存在だということだ。今回の株騒動、なかなかの見物である。

【2005年2月15日】
 17歳の少年が母校である小学校で男性教師を刺殺した。教え子にとって先生というのは卒業した後もずっと「先生」のままである。先生がいればそこに卒業生が集まる。だから先生という存在自体が故郷のようなものだ。もしそんな大事な先生が殺されたりしたら?きっと自分の過去を消されるような思いだろう。今回殺された先生も子供達から大人気だったという。まさに身を削られるような思いをした卒業生がたくさんいるに違いない。「先生、就職したよ」「先生、結婚するよ」「先生、悩み聞いてよ」「先生、今度酒もって遊びに行くよ」・・・そんな会話もできなくなる。卒業生達の心に開いた穴の大きさは「ポッカリ」どころではないだろう。

【2005年2月12日】
 アメリカ産牛肉の前面輸入禁止により吉野家から牛丼が消えてちょうど1年たった昨日、その吉野家で牛丼が復活した。ただし1日限りだ。吉野家ファンの僕としては「ぜひ食べなくちゃいかん」と思っていたのだが、僕が行った新青梅街道沿いの店ではすでに売り切れていた。やはり夜の7時に行ったんじゃ遅すぎるか。甘かった。もっと早く行くべきだった。残念!

【2005年2月10日】
 ビジネスで使っているREGALシューズのうちの1足のかかとが片減りしてしまった。そのせいで歩くときに足首が外側に傾いてひざがガニマタ状に開いてしまう。直せばいいのだが、この靴は底が全面ゴム製のためかかとだけを取り替えることができない。「もう『捨て』かな」とも思ったのだが、どうせ捨てるならその前にダメもとで自分で直してみることにした。靴修理用のゴム材を買って、磨り減った部分の形状に合わせてカットし接着剤で貼るのだ。簡単そうで意外と難しい。部屋中ゴムカスだらけになりながら4時間近く悪戦苦闘してやっと直した。もう片方は手をつける気力が沸き起こらないまま放っておいた。後日、東急ハンズでチューブ入りの補修用液状ゴムを発見、これなら減った部分にゴムを乗せて乾かすだけでいいから楽チンである。「これだ!」と思って即購入した。かくして左右別々の補修方式による靴の誕生となった。ちょっと、チグハグ。

【2005年2月6日】
 34歳の男がショッピングセンターで11ヶ月の赤ん坊の頭にいきなり包丁を突き刺した。その刺し傷は頭頂部から下あごまで達するほどの深さだった。目の前で起こった惨劇に母親は我を失った。その後男は別の子供にも殴る蹴るの暴行を働き逃走した。まさに狂気の沙汰だ。この男は1週間前に刑務所を出所したばかりで、「誰でもいいから最初に目に入ったものを襲おうと思った」と供述している。こんな奴は2度と社会に出してはならない。無期懲役は終身刑ではないからいずれ出所する。そうなればきっとまた同じ悲劇が起きるだろう。物理的に完全かつ永久に社会から隔離する合法的な方法・・・それは今の日本では「死刑」以外にない。

【2005年2月5日】
 アメリカがロボット兵器を公開した。キャタピラで動くボディーに機関銃と遠隔操作用のカメラが数台付いているシロモノだ。遠く離れた安全なところでモニターを見ながら操作し、敵を見つけ次第機関銃で撃ち殺す。操作する側はまるでテレビゲーム感覚だろうが、ロボットに殺される側はどんな思いだろう。そこには人間としての尊厳など一片も存在しえない。ロボットが人を殺す世界・・・身の毛がよだつ、とはこのことだ。

【2005年1月28日】
 NHKが自民党議員に頭が上がらないのはNHKが持つ特殊な事情が大きく影響している。NHKは年度予算や収支計画を総務大臣に提出して、それが国会で通らないと解散しなければならないという何とも不思議な存在なのだ。だから政府(自民党)がその存亡の鍵を握っている言える。そんな明らかな上下関係の中で、政府から距離を置いた「公平」「公正」な放送など構造的に出来る訳がないではないか。お金は受信料として国民から取っていながら、顔は自民党に向いて、いくら現場が良い番組を作っても自民党が怒りそうな内容だと上層部が「自主規制」してしまう、という構造である。今回明らかになったように、自民党大物議員から「公正な番組を作れ!」と恫喝されると上層部はあたふたして番組を変えてしまう。自民党が「公正」と言うときは決まって「政府に批判的なことを言うな」という意味である。政府が困るような番組はすべて「偏向」した番組だ。本来なら独立した資金源(受信料)を持つNHKは、政府や企業から独立した存在として自由な番組作りが出来る可能性を持っている。しかし実態は極めて「不公正」で「偏向」した上層部の意向が強く反映された放送がされているのである。                   

【2005年1月24日】
 また子殺しだ。今度は20歳の母親が同居中の23歳の男と共に3歳の娘を餓死させた。20歳で3歳の子がいるということは16歳で作ったのか。いくつで作ろうと勝手だが、親としての愛情や人間としての心を持ち合わせない連中には子供を作って欲しくない。死んだ女の子は体重が6キロしかなかった。普通の子の半分である。なんとかわいそうなことか。取調べで母親は「二人の生活のためには子供が邪魔だった」と供述している。子供が餓死した日もパチンコをしていた。命を何だと思っているのか。自分の子供を殺して平気という女の気持ちも、自分の子供を愛せないような女を好きになるという男の気持ちも、僕には全く理解できない。こんな鬼畜のような連中には刑務所で飯を食わせなくていい、もう子供も作れないように去勢でもしたらどうだ、そんな極論を言いたくなる。

【2005年1月18日】
 NHKの番組製作に自民党議員の圧力がかかっていたことが内部告発によって明らかになった。以前から政府寄りの番組ばかり作ってきたNHKだから今さら驚くほどのこともない。面白いのは圧力を加えた二人の自民党議員のその後の対応である。中川昭一経産相は放送前にNHKの人間と会って「偏向してる」だの「だめだ」などとさんざん意見したことを自ら朝日新聞の取材ではっきり話しているのに、後になって「それは放送後だった」と言い逃れる始末である。みっともないことこの上ない。安倍晋三副幹事長などは「私がNHKを呼びつけた訳ではない」などと、本筋とはまったく関係ないどうでも良いような話に論点をすり替えて朝日新聞攻撃に必死である。馬鹿じゃなかろうか。それにしても告発をしたNHKプロデューサーの勇気には感服した。彼にとって何の利益もないことなのに、まさに正義のために泥をかぶったのだ。保身に必死の上層部連中の醜さとは実に対称的である。

【2005年1月6日】
 前回の書き込みから10日ほどしかたっていないのに、スマトラ沖地震の津波による被害者の数が15万人を超えた。これで終わりという数字でないことが恐ろしい。きれいな水や薬が足りないことによる感染病の蔓延が現実の懸念となってきた。一日も早く衛生環境を整備する必要がある。被害者の家族にはかわいそうだが、身元確認より死体の火葬を優先すべきだ。いずれ必ず来る関東地区の大地震、そのときもきっと同じ問題が起きるだろう。10万人以上の犠牲者が出たら、衛生最優先で確認前の死体も処理するというリスク対策を今のうちに明文化しておくべきだと思う。

【2004年12月28日】
 スマトラ沖で起きた巨大地震とそれに伴う巨大津波によって12の国で計4万人もしくはそれ以上の犠牲者が出そうである。未曾有の大災害となった。驚くのは遠く離れたアフリカでも津波による被害者が出たことだ。津波とはそんなにも遠くまで力を温存するものなのか。水源となる池や川にも動物や人間の死体が散乱し腐敗臭を放ち始めているらしい。はやく除去しないと伝染病などの2次被害が広がる恐れがある。日本は被災国に31億円の緊急支援と国際緊急援助隊の派遣を実施した。派遣される隊員たちは正月を返上しての救援活動となる。頭が下がる。頑張って任務を遂行してきて欲しい。

【2004年12月25日】
 イラクへなぜ行くのか?あるジャーナリストがそれに対する答えを出していた。「イラクで起こっていることを知るためだ」と。今現在イラクで何が起こっているかをちゃんと伝えているメディアはない。だから行って現地を直に見てそれを伝えたいのだ、と。僕はこの考え方はすばらしいと思う。そういうジャーナリストがいるからこそ本当の姿が見えてくる。戦地に赴く以上死ぬ可能性が高いことは本人たちが一番良く自覚している。それでも伝えなくちゃいけないことがあると彼らは考えて行動している。そうやってもたらされた情報は大変に貴重で尊いものだ。アメリカ政府の発表だけを聞いていたのでは本当の姿が見えてくるはずもない。「大本営発表」がいかにいい加減でうそだらけのものかということを日本人は先の大戦で知ったはずなのに、なぜそういう議論があまり出ずに「自己責任をとれ」などという低次元な話ばかりが先行するのか、不思議でならない。

【2004年12月24日】
 立川クレイジージャムで行ったボーカルハーレムが満席に近い盛況となった。クリスマスイヴだからきっとお客さん来ないだろうなと思っていたので、全く予想外の展開だった。家族サービスを後回しにして来て下さった方も何人かいらした。ホント申し訳ないような気持ちである。僕にできることは来て下さった皆様が楽しく歌えるように、また楽しく歌が聴けるように精一杯伴奏することだけである。それが今できる立場にあるということがいかに幸せなことか。心から感謝である。

【2004年12月18日】
 サニーサイドが存続することになった。新しいオーナーが決まったのだ。3月からリニューアルオープンする。これで僕も一安心である。1月と2月のボーカルハーレムはサニーサイドではできないけれど、3月からはまた同じように第3金曜日開催です。さてじゃあ1月と2月をどうしようかな?他にも興味深いお店があるからたまにはそこでやらせてもらおうかな?

【2004年12月1日】
 前からずっと思っていることだが、トランペットという楽器は限りなくボーカルに近い。よいトランペッターは歌手のようによく歌う。もちろんトランペットで、だ。おととい牧原正洋さんというすばらしいトランペッターの演奏を聴いた。出てくる音が全部歌ってる。実にメロディアスだ。そして無駄な音は1音もない。「うわー!」という感じである。
 一発で惚れてしまった。身の程もわきまえずに出演依頼してみたらOKがでた!今度の17日のサニーサイドで、ぜひ彼のトランペットを聴いて欲しい。

【2004年11月24日】
 23日に武蔵小杉にあるマンションのオーナーが築5年を記念してライブパーティーを開いた。それに冴理さんと僕がミュージシャンとして呼ばれた。お客さんは当初30人くらいと言っていたのが、ふたを開ければ50人くらいはいただろうと思われるくらいの大盛況で、マンション1階のエントランス横にあるフリースペースはお客さんでぎっしりになった。そこに臨時のステージを作って演奏したのだが、マンションの美しい内装や調度品、それに小さな和風庭園やオブジェが程よく調和して、なんとも幻想的な雰囲気のもとでのライブになった。お客さんはマンションの住民やオーナーのお友達、近所の方、施工業者などなど。オーナーはこのようなパーティーは初めての経験で、張り切って準備をされていた。ライブはとてもアットホームでにぎやかで楽しいものになった。オーナーも大変に喜んでくださった。こういう催しはあまりやったことがないが、とても貴重な経験をさせていただいた。建物の記念でもいいし、結婚何周年でもいいし、喜寿のお祝いでもいいし、何かおめでたいことがあったらこういう生演奏つきのパーティーは絶対お勧めです。ぜひ皆さんもやってみませんか?ご予算はお気軽にご相談ください。機材は特別に立派なものをご希望でない限り、サービスでご提供できます。(今回は「営業」だな)

【2004年11月19日】
 サニーサイドのボーカルハーレムに遊びに来てくれたピアニストが「ここのセッションは他と雰囲気が全然違う。楽しい!」と言ってくれた。サニーサイドのオーナーが「宗さんのようにお客さんを大切にするミュージシャンばかりならいいのに」と嘆いていた。僕は当たり前に音楽を楽しんでいる。皆にも同じように楽しんでもらいたいと思うからボーカルハーレムをやっている。決して僕のこのへたくそな演奏を「聴かせる」ためではない。音は正直だ。ごまかしは利かない。出てくる音はその人そのものだ。練習すればうまくはなるが、練習だけで「いい音楽」になる訳ではない。何を表現したいのか、どう感じているのか、それが一番重要だ。

【2004年11月11日】
 法律で自衛隊はイラクの非戦闘地域に限って活動することができるとなっている。しかし今イラクの治安や政情が大きく乱れていることから、国会で改めて小泉首相の見解が問われた。「非戦闘地域とは何か?」と聞かれて小泉は「自衛隊のいるところが非戦闘地域だ」と答えた。テレビに映った小泉の顔には薄ら笑いが浮かんでいた。まともに答える気が無いのは明らかである。国会での質問者を小バカにしている。ということは国民をも小バカにしているということだ。政治から「理」を排して「問答無用」を持ち込めば、それはファッショであり独裁である。こんな男をいつまでも首相の座に置いておいてはいけない。

【2004年11月8日】
 イラクが全土に非常事態宣言を出した。警察や米軍を狙った攻撃は一層激しさを増し、もはやイラク国内に治安の安定している場所などない。であれば法律にのっとって自衛隊は派遣を中止しなければならないはずだ。政府は国会でもそう説明していたじゃないか。あれはうそか?じゃあ小泉もブッシュと同じ大うそつきということだ。もしアメリカがベトナムから逃げ出したようにイラクから撤退すれば、その後にはフセイン以上に非民主的な政権ができるだろう。そうなればすべてはアメリカが招いたこと、アメリカの責任である。

【2004年11月2日】
 どうやら高田馬場サニーサイドが今年一杯で店を閉じるらしい。経営的に厳しいという話はマネージャから聞いていたが、それにしても新しくリニューアルオープンしてからわずか4ヶ月である。もうちょっと頑張って欲しかった。なんだか、また力が抜けてしまった。がっかり・・・・である。誰かあのお店を救ってくださる方はいませんか?救っていただけそうな方をご紹介していただけませんか?

【2004年11月1日】
 イラクで人質になった香田さんが殺害された。日本人人質としては初めての犠牲者である。彼は政府関係者でも何でもなく、ただの旅人だ。宗教に名を借りた殺人者集団は、日本人なら誰でも殺してやれということらしい。今回の事件は春に高遠さんたち3人が拉致された事件とは質が違う。あの時は3人のイラクでの活躍がイラク人たちにも評価され、宗教指導者たちや一般人たちが救出のために支援してくれた。犯人たちもそれらの声に聞く耳を持っていた。今回は全く違う。恐らく犯人たちは政府と交渉する気などなく、最初から殺すつもりだったのだろう。殺された香田さんには気の毒だが、高くついた「自分探しの旅」だったと言わざるをえない。

【2004年10月27日】
 幕張本郷にあるおいしいパンの店「ドンナ」のオーナーのお母さんが入所している老人施設で、冴理さんと広多智香ちゃんと3人で慰問演奏をした。老人施設での慰問演奏は稲城で2度ほどやったことがある。今回もその時と同じように、最初能面のような表情だった老人たちが、演奏が進むとともに和んで楽しんでくれた。その変化には施設の職員さんたちが一番びっくりしたようだ。今まで一度も見たことのない表情だったらしい。泣いてる人もいた。音楽は老人たちの心の奥深くに直接働きかけて、感情の扉を開けることができる。それを目の当たりにして、やっぱり音楽っていいなあと改めて実感したのでした。

【2004年10月24日】
 新潟で震度6強の大地震が3度立て続けに起きた。大雨で緩んだ地盤があちこちで崩落していて交通網はずだずたである。こうも災害が続くとどうしても「関東も?」と考えざるを得ない。備えはちゃんとできているのか?まずは家の中の防災対策から見直してみなくては。うちの場合は棚の上に置いてあるJBLのスピーカーが危険だ。1個が恐らく20キロくらいはある。こんなのが上から落ちてきて直撃したら「痛い」じゃ済まない。棚から落ちないようにガードをつけなくては。それと非常用の水と食料。これも全くストックがない。あとで買出しに行こう。皆さんも備えをしておいた方がいいですよ。

【2004年10月20日】
 今年は台風の当たり年である。今日も超大型台風が日本列島を縦断しつつある。夕方には東京も大雨になるだろう。前回の台風の時は何十年振りかの超強力台風だと言われた。超大型だの超強力だのってプロ野球の打線じゃあるまいし、まったく迷惑な話だ。どうあがいても自然には敵わないのだから、通り過ぎるまで大人しくしていよう。今夜は家で雨風の音を聞きながら焼酎でも飲むかな。

【2004年10月19日】
 北オセチア共和国で起きた学校占拠事件の犯人たちの体から致死量を超える薬物が検出され、彼らがヘロインやモルヒネなど中毒性の強い薬物の常習者だったことが明らかになった。犯人たちの異常に攻撃的な行動は、薬物が原因だった可能性が高い。となるとこの事件は政治的・宗教的プロパガンダなどではなく、薬物中毒者による単なる無差別大量殺人だったということになる。殺された子供たちはまさに「犬死」だ。ひどすぎる!

【2004年10月9日】
 アメリカによるイラク攻撃の根拠となっていた大量破壊兵器はなかったことがアメリカ自身による調査で明らかになった。ブッシュがいかに大うそつきであるかがこれではっきりした。米兵の死者が千人を超えたといってニュースになっていたが、イラク人の死者の数は1万人を超えている。殺したのはブッシュだ。今も占領という名の侵略を続けている。小泉はこの期に及んでも「あの戦争は正しかった」と言い続けている。もはやこの男につける薬はない。

【2004年10月4日】
 なんかあっという間に10月である。夜も涼しくなった。ゴキも出なくなった。ああ、秋だなあ・・・、なんて感傷にふけっている場合ではない。これから年末に向けてやることは山ほどある。毎月のライブは当然やるし、頼まれた歌伴もするし、ピアノが抜けたバンドのトラ(代役)も受けちゃったし、病院の慰問演奏はするし、山も歩くのだ。そして僕の手料理をつまみの飲み会も開くし、同窓会もやるし、年末の音楽祭の実行委員長も勤めなければならない。そして、たまには本業の仕事もしなくては食べていけないのだ。童話「アリとキリギリス」のキリギリスそのものだなあと、またまた感傷に浸って・・・いる場合ではないのだ!

【2004年9月27日】
 永山フェスティバルが終わった。今年は小雨が降ったり止んだりのすっきりしない天気だった。僕が所属するファニーフェローズジャズオーケストラは26日12時からの出番だったが、直前まで微妙な小雨が降り続き、最悪の場合はリズム隊が屋根のあるステージに、管が離れた通路に、と「分離方式」による演奏を覚悟した。幸いにして直前に雨が止み、その前代未聞の分離演奏は実現しなかった。やっていたらどうなったのだろうか?と実はちょっと残念でもある。
 さらに3時からはファニーとタマドリームとニューサウンドという多摩市を代表するビッグバンド3つが一堂に会して演奏する「夢の3大ビッグバンド競演」が行われた。企画者はこの僕である(エッヘン!)お客さんが入るだろうか?と心配したのも気宇に終わり、立ち見客が出るほどの大盛況となった。同じアマチュアの市民ビッグバンドとはいえ、それぞれに特徴や違いがありなかなか面白いイベントだったと思う。
 5時過ぎからはサロンでのジャズタイム。僕が声をかけた8つのグループが二日間にわたって質の高い演奏を繰り広げた。はっきり言ってこれを全部ただで聞けるというのは大変にお得である。もちろん演奏する方もたくさんのお客さんの前で演奏できる訳だからとても光栄なことである。最後は出演者総出演のジャムセッションで締めくくった。とても有意義な2日間だった。
 僕は出演者であると同時に実行委員として今年もずっと関わった。特に今年はサロン担当からホール担当に異動したため、いろいろとわからないことも多く大変だった。ホールは5階の奥にあるため、集客が最大のネックだったのだ。しかし「3大ビッグバンド競演」で満席にしたので、とりあえず責任は果たしたかな、という感じである。
 まだ反省会などの打ち合わせが残っている。そして年が明ければすぐにまた来年の永フェスに向かって打ち合わせが始まる。本当に休むひまのない恐ろしいお祭りである。

【2004年9月16日】
定年退職したりリストラされたりで離職して、打ち込む趣味や一緒に遊んでくれる友達もなく何処にも行く当てがなくなった夫が、妻の出かけるときには必ず「わしも行く」と言ってついてくる恐怖の『「わしも」族』が結構多いらしい。ついて来られる方も迷惑だろうが、そんなことしか出来ない男の方はかなり寂しい。趣味や友達がなくてなんの人生だろう?と僕なんかは思う。これじゃ妻からの請求による熟年離婚が増えるのも無理はないか。しかし考えてみれば僕の両親だって似たようなものだった。父はまじめで仕事一筋の堅物。母は明るくて外交的で多趣味、当然友達も大勢いる。「お父さんが寂しがるから」と、母が仕方なく父を連れて遊びに行く姿を見て「あれじゃ友達も誘いにくいだろうなあ」と思った記憶がある。幸い(?)にして母似の僕は『「わしも」族』にならなくて済みそうだ。しかし趣味・友達中心が過ぎても妻から愛想をつかされることがある、ということを僕は知っている・・・。

【2004年9月15日】
浮気した亭主の方から妻に対して離婚請求することについて、昔は請求者側(つまり浮気した夫)に厳しい判決が出されていた。特に昭和27年の判決はその後の離婚判断に長い間大きな影響を与えつづけた。要約すると「離婚の原因は夫が浮気したからである」「浮気を止めて妻の元に帰ればいつでも夫婦関係は円満に継続できるはずである」(すごい認識!)「こんな言い分が通ったら妻は『踏んだり蹴ったり』であり、そんな夫の不道徳勝手気ままは許されない」だから離婚は認められない、という主旨の判決であった。この判例の呪縛は、30年以上別居し他の女性と同棲していた男性からの離婚請求を認める判決が最高裁で出された昭和62年まで続いた。30年別居してやっと、である。今では回復の見込みがないほどに夫婦関係が破綻していて、相手を社会的・経済的に困窮させなければ、5年から10年くらいの別居でも離婚が認められるようになってきているらしい。
「結婚」というのは一種の契約だと僕は思う。協議離婚が「契約更新せず」だとすれば離婚請求による離婚は「中途解約」であろうか。ペナルティーを払ってでも解約したい人はたくさんいるだろうなあ。

【2004年9月14日】
 大阪教育大付属池田小で8人の児童を殺した宅間守死刑囚の死刑が執行された。最後まで贖罪の言葉が本人の口から発せられることはなかった。それを「残念」だとする論調や感情もあるようだ。しかし仮に宅間から「反省している」という言葉が出たところでいまさら白々しいし、被害者たちにとっても何の救いにもならないだろう。宅間は極悪のまま死んでいくことを自ら選択し、そして本人の希望通り死刑確定から短期間で執行された。これでこの事件は解決した・・・のだろうか?何の罪もない子供たちを平気で殺す大人たちは残念ながら世界中にたくさんいる。毎日のようにそんな悲惨な事件が伝えられている。あー、この世界中の「極悪たち」を宅間が一緒に地獄へ連れて行ってくれたらよかったのに。

【2004年9月8日】
 ロシア南部・北オセチア共和国で起きた学校占拠事件は、死者の数が判っているだけで330余名、不明者の数を考えるとさらに数百人増える可能性もあるという。被害者の大半は子供たちだという。なんという痛ましい事件だ。隣のチェチェンには歴史的に色々な問題があろうことはわかる。しかしそれは北オセチアで殺された子供たちには何の責任もないことだ。彼らが殺されなければならない理由など全くない。実行犯たちは一体どういう人間なのか?というか、本当に人間なのか?悪魔じゃないのか?彼らが信奉するイスラム原理主義とは、こういう行動を認める宗旨なのか?もしそうなら、こんなもの宗教じゃない。単なる殺人思想でしかない。世界中のイスラム教信者たちはこの事件をどう思っているのだろうか?ぜひぜひ、聞いてみたいものだ。

【2004年8月25日】
 稲嶺沖縄県知事は米軍ヘリ墜落事故の対応をめぐり小泉首相と会談し、米軍普天間飛行場の全機種の飛行を米側に停止させるよう強く求めるとともに、事故原因の徹底究明と再発防止策の確立を求めた。ところが小泉首相はなんら具体的な対策を示さず、「沖縄の厳しい状況はわかる」と述べた。日本の主権にかかわる大問題を、沖縄個別の問題に矮小化するつもりだ。小泉の限界がよくわかる。彼には何も出来ないだろう。地位協定そのものに問題があることは明白だが、自民党が政権をとってる限りは何も改善できない。まさに亡国政権だ、なんて書くとまるで右翼みたいだな(^^;でも日本が好きだから僕は書く!

【2004年8月21日】
 沖縄で起きた米軍ヘリ墜落事故で、日本には主権国家としての実態も誇りもない、ということがよくわかった。すべてアメリカの言いなりで抗議すらできない腑抜けどもの集まりが今の政府である。今回の事故は米軍基地内で起こったわけではない。それなのに事故現場に警察すら入れなかった。警察権こそは主権国家の証じゃないのか?市長が政府に抗議するよう陳情に行っても小泉首相は「夏休み」を理由に会わなかった。全くふざけた話だ。日本の財産と主権が脅かされている重大事件だぞ、これは!これで安保だの危機管理だのと、よく言えるよ。件のヘリには劣化ウラン弾が積まれていたのではないか、だから米軍は誰も近づけたがらなかったのではないか、という説もある。今からでも遅くない。日本政府は徹底的に調査すべきだ。それをしないのなら、もう政権を降りなさい。

【2004年8月19日】
 同棲中の女性(31歳)の長女(5歳)を殴ったり床に投げつけるなどして1ヶ月の重傷を負わせたとして、18歳の少年が逮捕された。またか、と思う。昨年も同様の事件があり、「So-思う?」2003年10月22日に書いているので、興味ある方は「過去のSo-思う?」を開いてみて欲しい。27歳の女性が18歳の高校生と同棲していて4歳の子供を高校生が虐待して殺してしまった、という事件だ。あの時も母親は少年をかばって最初うその供述をした。今回も「庭で転んだ」とうそをついている。なぜなんだ?なぜ31歳の母親が、18歳のガキと同棲するのだろう?そのガキが自分の子供に暴力を振るうのをなぜ許すのだろう?なぜかばうのだろう?まさかそんなガキに自分の子供の面倒やしつけや世話が出来ると、本気で思っていたのだろうか?18歳の少年の親は何をしていたのだ?同棲を許していたのか?子供が子供を生んで、子供を愛人にして、同棲して、その子供に自分の子供を痛めつけられた(殺された)、としか僕には見えない。一番悪いのは暴力を振るった少年だが、同じくらい母親にも責任がある。こんな事件がなぜ繰り返されるのだ?

【2004年8月18日】
 調子に乗って、もう一句。

    万策の 尽きてむなしき 残暑かな

【2004年8月17日】
 落胆の夏、一句献上申し上げます。

    ありったけ 策を尽くして 今日もいた

【2004年8月16日】
 ゴキアースレッドを試してみた。準備が結構大変だ。キッチン兼食堂にある食材・調味料類はすべて別室に移し、移さないものはラップでくるみ、なべやかん類もビニール袋に入れて隣室に移す。なんかこれだけで結構掃除をした気分になる。そしてゴキアースレッドをセットして外に避難。煙が十分に部屋の隅々まで行き渡るまで待機だ。実はその前に既にホイホイに1匹捕獲したのがあって、そいつをそのまま(生きたまま)の状態で部屋に放置しておいた。ゴキアースレッドの効き目を確かめるためだ。そして約2時間後に戻ってみるとまだ少し煙っていた。恐る恐る部屋を見てみると、どうもそれらしい死骸は無い様だ。なんだ、うちにはもうあやつはいないのか、とちょっとホッとしたような、それでいてなんか腑に落ちないなあと思いつつ、例のホイホイ捕獲ゴキを見てみると、なんと、元気一杯に触覚を動かしているではないか!「えー、何で!?」と思わず叫んでしまった。ということはこのゴキアースは全然ゴキに効かないということではないか。これって詐欺じゃないの?なんか騙されたような気分。もうアース製品は使わないぞ、と誓ったのでした。

【2004年8月10日】
 最近は車椅子に乗った犬が珍しくない。僕の好きなTV番組「ポチたま」で、車椅子に乗ったアメリカのチワワを紹介していた。そのチワワが日本に来てある養護学校を訪ねた。そこの子供たちも車椅子である。子供たちとチワワはすぐに心を交わし仲良しになった。ある女の子などはチワワが帰る時に悲しくて号泣してしまった程である。なぜそれ程までに犬と子供たちが一瞬にして心を通わせることができるのか?チワワの飼い主は「犬は人をあるがままに見るからだ」と言っていた。「just the way you are」である。だから犬はその人の身なりとか、障害があるとかないとか、そんな外見的なことは全く関係なく、心の中にストレートに入り込むことが出来る。子供もそれを素直に受け止められる。だからすぐに仲良しなれる、というのだ。この番組には時々ハッとさせられる。ただの「かわいい動物大集合番組」ではない。

【2004年8月9日】
 今年は猛暑の影響で、ゴキブリが異常繁殖しているらしい。昆虫類は基本的に嫌いではないのだが、ゴキブリだけは生理的にダメだ。あのグロテスクで、昆虫にしては大きくて、そのくせカサカサとすばしっこく走り回る物体を見つけると、一瞬体が硬直してしまう。次に冷や汗がでる。心の中で「なんでいるんだよー!」と叫んでしまう。しかしこのまま放って置くわけには行かない。古新聞を丸めて武器を作り、そいつを叩きつぶすまで徹底的に追い掛け回す。嫌で嫌で仕方ないのだが、これをしておかないと安心して部屋にいられないからだ。今まではゴキブリ対策としてホイホイと毒餌を用いていたが、今年はそれにプラスしてゴキアースレッドを買ってみた。色々と下準備が面倒でまだ試していないが、話を聞くとかなり効果的らしい。もっともその成果は部屋中に散らばったゴキの死骸という形で現れるという。うー、嫌じゃあ。

【2004年7月20日】
 突然の朗報!サニーサイドが9月から復活します。ビルのオーナがーサニーサイドの経営を引き継ぐことになったのだ。新オーナーから直接メールをいただいて、僕のために優先的に出演枠を確保しますとまで言っていただいた。本当にありがたいことである。友達に「あんたは大勢の人に支えられていて幸せな男だ。感謝しなさい」と言われたが、本当に全くその通りである。新しいお店探しに何人もの方が積極的に動いてくださった。今回はサニーサイド復活という逆転劇で古巣に戻るけど、新しいお店との接点もこれから大切にしていきたいと思っている。本当にありがとう!皆さんに感謝します。

【2004年7月15日】
 6月末で高田馬場サニーサイドが閉店して2年半続いていたボーカルハーレムが中断してしまった(立川クレイジージャムでは続いています)。気が抜けて放心状態だった僕の尻を叩くように、ボーカルハーレムの常連さんたちが新しい候補店を探して色々紹介してくれている。本当にありがたいことだ。今現在、新橋と吉祥寺のお店が候補として上がってきている。今月中には方向性が出せるのではないかと僕自身期待しているが、どうなるかはまだわからない。もし新しいお店で再開できたとしても、場所によっては「遠くて行けない」という方がきっと出てくるだろう。それが一番悩みの種である。まだまだ良い情報を集めてますので、これはと思うお店があったらぜひご紹介ください。条件としては、グランドピアノがあること、セッション可であること、あまり料金が高くないこと、最低でも30の客席があること、などです。よろしくお願いします。

【2004年7月11日】
 立川クレイジージャムで行われたミックスジャムのラストライブを手伝ってきた。といってもキーボードで、ではない。なんと厨房で料理担当を仰せつかったのだ。クレイジージャムは普段は有馬夫妻がカウンターで切り盛りしている。ところがこの日のライブに二人そろって出るため、誰かに頼まないとならなかったのだ。それにしても料理を僕に頼むとは!限られた予算の中で、30人以上の料理を作らないとならない。この日はフリーフード・フリードリンク制だったので、作る料理はすべてお任せだったので、まだ助かった。注文を受けて作るなんて僕にはできない。作った料理は9種類ほど。結構悩んで作ったレシピである。でも(お世辞もあるにせよ)概ね好評だったみたいで、とりあえずほっとした。ニンニクをバンバン使ったからライブハウス中がニンニクくさくなってしまい、申し訳ないことをした。といっても換気扇が弱くてほとんど役に立たないことにも原因がある。サックス奏者が「演奏中にニンニクを炒める匂いが漂ってきて、『あー食いてえ!』と思った」と言ってたけど、きっとサックスの中まで匂いが染み付いているに違いない。よーく拭いといてね(^^;

【2004年7月10日】
 読売ジャイアンツの渡辺オーナーはどこまでも品性下劣な男だ。今回の合併騒動に関して選手会が話し合いを求めているという話を聞かされると「たかが選手の分際で」とはき捨てた。「ストもありうる」という選手会の話に対しても「どうぞどうぞ」と木で鼻をくくったような失礼な反応だ。驚きの感覚である。本当にこれが会社トップの人間の発言か?と耳を疑った。社員をおとしめるような発言をするトップがいたら、そんな会社は社会から信用されないだろう。社員だって所属するチームや業界そのものに愛想を尽かすに違いない。そうなればプロ野球そのものが衰退に向かうということが、この傲慢な男には全くわかっていないらしい。とにかく偉いのは自分だけ。あとはみんな虫けらみたいな存在だと思っているに違いない。こんな男が君臨している読売新聞なんか絶対に読みたくない。皆さんも朝日か毎日に替えませんか?

【2004年6月27日】
 昨日、日野市で行われたジャズボーカル講座のお手伝いで、伴奏のピアノを弾いた。参加しているのは日野在住の主婦やサラリーマンそれに大学生だ。ほとんどの人たちが初めてジャズボーカルを習ったみたいで、驚きと感動のレッスンになったようだ。ジャズを歌うということは何も特別なことでもなければ、高尚や高級なことでもない。やってみるとわかるが、とても楽しいことでありワクワクするようなエキサイティングなことである。全くの初心者でもちょっと歌い方のコツを教えてもらえば、結構それなりにジャズっぽくなるものである。もちろん上を目指せばいくらでも勉強することはあるし、プロを目指すのであれば「楽しい」などとは言っていられないかもしれないが、素人がそれなりに楽しむことを目的とするのであれば、敷居はぐっと低いのである。さあ、皆さんもぜひジャズボーカルに挑戦してみませんか?いつでも僕が練習のお相手をしましょう。喜んで!(^^)

【2004年6月25日】
 サニーサイドでの最後のボーカルハーレムが終わって、しばらく何もやる気が起こらなかった。放心状態といってもいい。最後の日はとても大勢の仲間たちが来てくれて、今までで最高ににぎやかで楽しいボーカルハーレムになった。本当にありがたいことである。それにも増してありがたいことに、みんなが「またボーカルハーレムやってね」「いつどこで再開するのか連絡してくれ」と言ってくれた。 僕の「趣味」ではじめたボーカルハーレムをこれほどまでに楽しみにしていてくれる人たちがいるということに、感動と大きな責任を感じる。サニーサイドに代わる新しいお店はまだ見つかりません。どなたかいいお店をご存知でしたらぜひ紹介してください。よろしくお願いします。

【2004年6月9日】
 僕のホームステージである高田馬場サニーサイドが、今月末に閉店してしまうかもしれない。オーナーの山口さんが経営から手を引くことになり、お店を引き継ぐ人が決まらなければジ・エンドである。はっきり言ってとても困る。月1回のボーカルハーレムは僕の財産であり、貴重な演奏の場であり、これを楽しみにしている多くの仲間たちの社交場でもある。それがいきなりなくなってしまったら・・・。誰かあのお店を買い取りませんか?今なら格安で売ってくれますよ。ちゃんとやればそれなりにやっていけるはずの店です。集客活動には僕も協力します。どなたか、サニーサイドを助けて下さる方はいませんか?

【2004年6月6日】
 今日から東京は入梅だそうだ。確か昨年は梅雨明けの声を聞かないまま夏が終わってしまったという記憶がある。それはそれで涼しくて過ごしやすかったのだが、やはりカーっと暑い夏がないと少し寂しい。気温35度、湿度80%、快晴、午後1時に照りつける太陽の真下をスーツを着込んでネクタイして重たいかばんを持って歩く・・・。これは自虐家の夏の楽しみ方ではありません。僕の夏の日常です(^^;Yシャツの内側を滝のように流れる汗。これがまた結構快感だったりするんだよなぁ・・・。

【2004年6月4日】
 佐世保の小学校で起きた同級生刺殺はとても痛ましく衝撃的な事件だ。殺意の本当の理由はまだわからないが、チャットや掲示板などネット上の書き込みを巡るトラブルがあったらしい。ネット上の発言は便利な一方で怖い面がある。顔が見えないから表情やニュアンスが伝わりにくい。大人でさえ「ネット上で相手に誤解を与えない表現」など極めて困難だ。本当はそこまで書くつもりはなかったのに書き込んでるうちについついエスカレートした表現になってしまった、という経験は多くの人が経験していると思う。僕もそうだ。それだけ微妙かつ難しいネットコミュニケーションを、きわめて狭い人間関係の中でしか生きていない少女が、広い視野で冷静に使いこなせるとは思えない。当然トラブルも発生するだろう。でもだからといってネットを取り上げるということが根本解決になるとも思えない。トラブルの中でこそ人間の成長はあるし人生の通り道であるとも思うからだ。もしかしたらチャットや掲示板の管理者が小学生自身だ、というところに問題があるのかもしれない。感情的にエスカレートしたらいさめたり、不穏当な発言を削除したり、ということは広い視野とバランス感覚を持った人間でないとできないことだ。本当は彼らを信頼してそこまで任せられれば、それはそれで大きな教育効果があるとは思うが、そこまで精神的に成熟してない子供たちの場合は、やはり親が管理し問題があれば適切に対応する、ということが必要なのかもしれない。

【2004年6月2日】
 国会中継を見た。民主党の岡田新代表と小泉首相のやり取りを見ていたのだが、小泉という男は話をはぐらかしてばかりで質問に対してまともに正面から答えようとしない。見ていてイライラする。時たま感情に訴えるようなもっともらしい話をはさむものだから、ボーっと聞いていると「結構いいこと言うじゃん」と思ってしまいそうになる。しかしよく考えてみれば本質から外れた例え話に終始していて、「だからどうなの?さっきの質問の答えになってないよ」となる話ばかりなのだ。これって明らかにペテンじゃないの?騙されてはいけない。

【2004年5月24日】
 蓮池薫さんのインタビューを見た。彼の子供たちに対する細やかな気遣いと大きな愛情があふれ出ている立派な会見だった。彼は記者の質問に対していつも誠実かつ明快に答える。優しさとともにとても強い意志を持っている人なんだなあと感心せずにはいられない。地村保志さんにも同じように強いものを感じる。今回の理不尽で非人道的な事件において、この二人の存在がいかに大きな救いになっていることか。彼らの子供であればしっかりと育つだろうなと、勝手ながら想像してしまうのである。

【2004年5月23日】
 北朝鮮から戻ってきている拉致被害者の子供たち5人が日本へやってきた。もともと日本で生まれ育った彼らの両親でさえ日本に帰ってからその生活に慣れるまでにずいぶんと時間が必要だった。子供たちはもっと苦労するかもしれない。彼らは本当の日本を知らないし、生まれて以来ずっと金正日は絶対であると刷り込まれてきている。これからは彼らの今までの常識や規範といったものがまるで通用しない正反対の社会で生きていくことになるのだ。これは本当に厳しい道のりとなるだろうが、ぜひ頑張ってもらいたい。曽我さんの夫は自らの意思で北朝鮮に渡ったのだから、来日が彼にとってベストな選択かどうかは難しいところだ。来ればアメリカへの引渡しと軍法会議が待っているかもしれない、と彼が恐れるのも無理はない。あとは曽我さん自身が夫や子供たちと話し合って決めることだ。その際には彼らが来日するという選択のほかに曽我さんがまた北朝鮮に戻るという選択肢もあってよいと思う。何よりも家族が大切なら「拉致被害」という事実より「家族で暮らす」という現実を取りたいと彼女が思うかもしれないし、そのことを誰も否定してはならないと僕は思う。2度も家族と引き離されたくない、と強く思っているに違いないのだから。

【2004年5月14日】
 うちの居間には小さな出窓があり、そこに植木鉢を数個置いて緑と可憐な花の彩を楽しんでいる。 殺風景な男の部屋の片隅にある小さなオアシス、と言ったらカッコ良過ぎかな。ブーゲンビリアの鮮やかな紫色の花がお気に入りだったのだが、もうそろそろ終わりそう。代りに全開なのが白とピンクの2色の花を咲かせているミリオンスターという花だ。これはキリンビールが開発したらしい。ビール会社が花の開発をしているとは知らなかった。バイオ事業の一環ということなのだろう。今夜もビールを飲みながら眺めている。

【2004年5月12日】
 友人からハーブ(セージ)をもらったので、サラダのドレッシングを作って食べてみた。独特の香りがあって結構おいしくできたと思う。セージは本来は肉料理に合う香辛料だ。ひき肉とは特に相性がいいらしい。それで腸詰を僕が作ればソーセージ?(^^; 他にローリエ(月桂樹)とバジルももらってきた。バジルは苗でもらったから鉢に植えて大事に育ててみよう。ミントもあげると言われたのだが丁重に辞退した。ミントだけは苦手なのだ。

【2004年5月5日】
 多摩ガーデンシティーでの出演が雨天のため中止になった。考えてみると演奏が雨天で中止になるなんて最近全く無かったことだ。空模様の危ない時でもいつもなんとかぎりぎりで間に合ってきた。ステージにちゃんと屋根があって、控え室がすぐ隣にあって、車から機材を雨に濡れずに搬入できるのであれば、多少の雨なら強行できるのだが、今回はそのどれもクリアしていなかったので、早い段階で中止が決定した。演奏できないのは残念だったけど、おかげさまでゆったりとした連休の最終日を過ごすことができた。さあ、明日から仕事(本業)だ。体が戻れるかな?

【2004年4月30日】
 7日間で6つのライブという怒涛のLIVE週間が終わり、平穏な日々が戻ってきた。さあ、洗濯と掃除と部屋の片付けをしなくちゃ・・・。

【2004年4月28日】
 幕張本郷にあるパン屋「ドンナ」の10周年記念パーティーに冴理さん(v)が呼ばれ、僕が機材担当&ピアノ伴奏として随行した。このパン屋さんはとてもパンがおいしいことで全国的に有名で、雑誌「danchu」に掲載されたりテレビ番組で紹介されたりしたことがある。オーナー店主はきっぷのいい素敵な女性で、夫と離婚して裸一貫で始めたパン屋を10年で超人気店に育て上げた気骨の人である。そんな彼女の人柄とおいしいパンを慕うたくさんのお客さんと業界関係者でパーティーは大盛況となった。こういうめでたい席に同席できて、しかも演奏できると言うのはミュージシャン冥利に尽きる。オーナー店主は「役立たずのだんなと一緒にいてもしょうがない」と結論をくだして離婚し、それこそ全くのゼロからパン屋を始めたと言う。かっこいいなあ!今年のクリスマスにまたパーティーをするから演奏してくださいと言われた。今からその日がとても楽しみだ。

【2004年4月20日】
 自民党が憲法改正(じつは改悪)したがっている一番のポイントは9条(戦争放棄)だ。この条文を骨抜きにし、自衛隊を正式な軍隊とし、アメリカ軍と一緒に世界で軍事活動ができるようにすることが目的だ。彼らは9条の「戦争の放棄」とい文章そのものは残し、「自衛の場合を除く」という但し書きを入れて決着を図るつもりだ。冗談じゃない。自衛のための武力行使を認めたら、それはすでに9条ではない。世界に誇る平和憲法の根幹理念がすっ飛んでしまう。近代以降の戦争で「自衛のための戦争ではありません」「これは侵略戦争です」と言って戦争を起こした国があるか?今回のイラク戦争だってアメリカはテロからの自衛を理由に挙げていた。じゃああれも「自衛戦争」なのか?その論理に小泉政権は賛同したんですよ。邦人を保護するための自衛隊の派遣も認める方向だと言う。アメリカが世界中で戦争を起こす時の理由のほとんどが「アメリカ人を守るため」だ。そのやり方を小泉は丸々真似しようとしている。こんな危険な改悪は断固として防がなければいけない。

【2004年4月15日】
 イラクではアメリカ軍による誤射や乱射が相次ぎ、何の罪も無いイラク市民たちがすでに1万人近くも殺されているという。ある機械工は仕事帰りに高速道路を走っていていきなり米兵に銃を乱射され殺された。検問所の80mも手前でのことである。もちろん「不審車両」と判断する根拠など何も無い。現場にいた通訳によると米兵たちはまるでゲームでもするかのように笑いながら銃を乱射したという。蜂の巣となった車からは当然のことながら爆弾など見つからない。米兵はナンバープレートを持ち去り、身分証を抜き取り、遺体を100mも引きずって捨て、事件そのものを隠蔽しようとした。事件の真相を知ったNGOの執拗な追求に、アメリカ軍はやっと非を認めて賠償金を支払ったが、その額わずか2500ドル、日本円にしてたったの27万円である。殺された男には妻と4人の子供がいた。このすずめの涙みたいな賠償金でどうしろというのか。それでも「支払われただけまだまし」というイラクでは大半の遺族が泣き寝入りするしかない。こうしてイラクではアメリカへの憎悪が日増しに高まっていく。その怒りはアメリカの同盟国にも向けられる。日本だけが例外、にはなりえない。

【2004年4月14日】
 西武鉄道の「天皇」堤義明会長が辞任した。同社による総会屋への利益供与事件の責任を今更ながら取った形だ。それまでは「会長は何も知らなかったので責任はない」と説明したきり、会見にも一切応じようとしなかった。しかし西武という会社は堤がうんと言わなければ何も進められない典型的ワンマン会社で、細かいことでも一々堤の承認が必要だ。その堤が「知らない」ことなどありえない。昔僕がまだ建設会社の営業マンだった頃、東伏見にある西武スケート場の部室新築工事を請け負ったことがある。プレハブ作りの簡単な建物だ。その時の西武側担当者が言ったセリフは驚きのものだった。「どんな小さな物件でも会長が見に来る。粗相は絶対に許されない」と。まるで堤の影におびえながら仕事をしてるかのようだった。別の現場では完成後に堤が見に来て中央の柱を指差し、「これ邪魔だから取りなさい」。担当者は全員真っ青になったという。誰も堤に逆らえない。社長だって同じだ。彼らに全責任を負わせて「はい終わり」とするはずだったシナリオは、そんな非常識が通用しない外部の人間たちからの声で崩された。

【2004年4月11日】
 イラクで日本人3人が拉致された事件は現時点ではまだ解決していない。自衛隊の撤退を求める犯行グループが、同じく自衛隊の撤退を主張する日本人を人質にとるとは皮肉な事件だ。今回、日本政府が自衛隊の撤退を拒否して「人質が殺されてもやむを得ない」という態度をとったことを私たちは絶対に忘れてはならない。日本人の命よりも自衛隊がイラクにいるという実績やメンツの方が大切ということだ。「人道支援」が聞いてあきれる。人質となっている高遠さんがイラクの子供たちを救うために私財を投げ打って行ってきた活動や、今井さんが劣化ウラン弾の危険性を訴え続けてきた事実等がアルジャジーラから報道され、宗教的指導者をはじめとする多くのイラク人たちが、彼らに感謝し彼らを殺すべきでないと言い始めている。すさんだイラクの人々の心に「日本人に対する感謝の念」を起こさせているのはまさに彼らのような市民ボランティアたちなのだ。装甲車と重火器で身を守り、要塞のような宿営地にいて、危ないからと外にも出ず、したがって目的のインフラ整備作業も満足にできない自衛隊など、邪魔で危険で無駄なだけの存在だ。彼らの命と引き換えにする価値などどこにもない。

【2004年4月7日】
 母親による子供の殺害や虐待事件が相次いでいる。塾に行かない子供を絞め殺した母はとてもまじめな性格だったらしい。小学校の担任にも子供が言うことをきかないと相談に行っていたというから、普段から子育てのことで悩んでいたに違いない。それにしても塾に行かない程度でどうして殺すほど我を見失ってしまうのか。子供のことを思って塾に行かそうとしているはずなのに、その子供を殺してしまうという矛盾。親がイライラすればするほど子供にも伝わりますます反抗的になるという矛盾。まじめ過ぎる性格が災いして思い詰めてしまうという矛盾。いろんな矛盾が垣間見える事件だ。もっといい意味で子育てにいい加減になれたら良かったのに。別に塾に行かなくても育つものは育つ、くらい余裕があればこんな事件は起こらなかっただろう。「いい加減」とは「程良い加減」である。人生、ある程度いい加減に生きた方が幸せだと思う。僕も含めて、僕の周りにはそういういい加減な人がたくさんいる。ホッとするよね。

【2004年4月6日】
 久米宏のニュースステーションが終わって古館伊知郎の報道ステーションが新しくスタートした。久米宏には特に自民党からの風当たりが強かったが、それは彼が徹底して「反権力」の姿勢を貫いていたからだ。「権力は必ず腐敗する」からこそ報道機関はそれを監視し、不正や危険な施策に対しては批判的精神をもって厳しく詳細に報道しなければならない。それこそが民主主義を守る大きな砦であり、報道機関の使命だ。政府の発表をただ単に垂れ流すだけなら戦中の大本営発表と変わらない。久米宏はいくつかの「勇み足」もしたかもしれないが、常に政権を厳しい目で見つめてきた。ニュースステーションが終わって、「反権力」という使命を引き継ぐ報道番組がどれだけあるのか?それこそが日本の民度の健全性を計るバロメーターだと思うのだが、現実はかなり心許ない。

【2004年4月3日】
 巨人が阪神に連敗スタートだ。初戦は上原が好投し7回まで1点勝ち越していたのに中継陣が総崩れして大敗。投手陣、特に中継と抑え投手が弱いと言われていた通りの展開となった。第2戦は自慢の打線が3安打しか打てずにまたも完敗。3安打目は相手のエラーと言ってもおかしくないプレーだったから実質2安打しか打っていない。これのどこが「史上最強打線」なんだ?まるで全員がホームランを狙っているような大振りばかり。この2日間での得点はいずれもホームランだけ。連打はなし。小技も出来ない。2番の清水は昨日ヒットエンドランの場面で空振りして走者を殺し、今日は見逃してまたも走者を殺した。ひどすぎる。こんなんで勝てる訳がない。小さい時から巨人ファンやってきたけど、あまりのひどさにもう今年は応援するのやめようかと思う。そもそも読売新聞は大嫌いだし、いい潮時かな。

【2004年4月2日】
 ドリフの昔のコントを見た。やっぱり理屈抜きで面白い。体を張ったコントはタイミングが命だ。ちょっとでもずれたらコントとして成り立たないし笑いのつぼもはずしてしまう。さすがコミックバンド出身のドリフならでは、と感じさせた。相撲取りの格好をした加藤茶のまわしからぼうぼうの陰毛がはみ出してるコントなど、かなりきわどい下ネタもある。こういうのがPTAの怒りを買ったんだろうけど、子供はそういう「反道徳的な笑い」が好きだ。もちろん僕もそうだった。今でもそうかも?

【2004年4月1日】
 六本木の森ビルで回転ドアに男の子が挟まれて死亡する事故が発生し社会問題となっている。最近の回転ドアは1度にたくさんの人が入れるように大型化してきており、当然ドア自体の重量も増しているから止まりにくく衝撃も大きい。まるで横に動くギロチンみたいで、大人でも恐怖を感じることがある。子供が頭を挟めば死に至る危険性があることは当然前からわかっていたはずだ。それが証拠に、国交省は昨年2月に「回転ドアは危険で設けないことが望ましい」とする文章をまとめていたことが明らかになった。ところがその後も安全基準作りなどの具体策を講じておらず、危険性を認識しながら1年も放ったらかしにしていたのだ。何たる怠慢。男の子はメーカーとビル所有者と行政に殺されたようなものだ。

【2004年3月31日】
 磐田市長の娘が失踪して大騒ぎになったが、結局は単なる家出だった。父である市長は記者会見で「皆様に多大な迷惑を掛けた」と謝罪したうえ、「父としての気持ち」を問う記者の質問に対して「娘が生きていて本当に良かった」と涙ながらに喜びをあらわした。辞職もありうると見られた市長職にはこのまま留まると言う。それでいいと思う。騒ぎの張本人は22歳、もう成人である。成人は自分の行動の責任を自分で取るべきであって、父が責任を取る必要はない。ところがテレビ朝日の小宮悦子キャスターはそれでは物足りないらしく、「それですむのか?」と怒っていた。いやはやたいした正義漢だ。したり顔で、何かと言うとすぐ「世間に迷惑を掛けたことをどう思っているのか!」と理不尽かつ無責任に非難する芸能レポーター、と同じレベルだ。ニュースキャスターよりワイドショーの司会の方がお似合いだね。

【2004年3月30日】
 3月7日の「So-思う?」で「吉野家に教えてあげたいよ」と書いた豚の角煮丼が、本当に吉野家から発売された。きっと阿部社長が僕の書き込みを見たに違いない(^^; で、お味の方はというと、これが結構うまいのだ。豚の角煮以外にシメジや舞茸などのきのこ類も入っているのが新鮮で面白い。早速うちでもシメジとエリンギ入りの角煮を作ってみた。うーん、これはいける。皆さんに食べさせてあげたいなあ(^^)

【2004年3月29日】
 ニューヨークヤンキースの松井が古巣ジャイアンツとの試合でいきなり特大のホームランを打った。さすが松井という豪快な当たりだった。高橋尚の投げた球は大きなカーブで、失投というほど甘い球には見えなかった。試合後のインタビューで感想を聞かれた松井は開口一番、「さすが後輩の高橋尚ですね。ちゃんとわかっている」と笑顔で答えた。「彼は本気で投げたのではなく、先輩を立ててわざと打ちやすい球を投げた」という意味だ。それを最初に言うところが松井らしい。後輩にも自然に気遣いが出来る男なのだ。かっこいい!

【2004年3月25日】
 昨日、赤ちゃんを抱えた母親が2歳くらいの女の子と祖母と思われる老婦人を連れて電車に乗っているのを見た。赤ちゃんを抱えた母親と女の子は座席に座っていたが、老婦人はつり革につかまって女の子の前に立っていた。女の子の隣には学ラン姿の高校生が座っている。さらにその隣はというと大人二人が座れるくらいの空きがある。その高校生がちょっと尻を浮かして体を横にずらせば老婦人は孫の横に座れるのだ。ところが高校生にはそんなことをしようとする気配が微塵もない。目を開けたままじっと座っている。なぜだ?なぜ尻をずらす程度の簡単なことができないのだ?しばらくして老婦人は立ち疲れたのか、しぶしぶという様子で高校生の隣の席に座った。かわいい孫との間には高校生という障害物がある。まさに障害物だ!一体この高校生は何を考えていたのだろう?老婦人が孫の隣に座りたがっているという状況が全く理解できないか、理解はしているが席を譲ろうという気に全くならないか、のどちらかだろう。理解できないとすれば単なる馬鹿だし、理解していて何もしないのであれば人間性に欠陥があると言うしかない。人の気持ちや機敏を理解できず思いやりや親切と無縁で自分のことしか考えない若者を見て、とても不愉快な気分になった。その一方で、「席をずれて差し上げたらどうですか?」と高校生に言えない自分にも嫌悪した。皆さんなら高校生に言いますか?正直、僕にはできなかった。

【2004年3月23日】
 地方競馬の高知競馬でデビュー以来105連敗中の牝馬ハルウララに、なんと中央競馬の花形騎手である武豊が騎乗してレースをおこなった。結果は11頭中10着で連敗記録を106に伸ばした。こんな弱い競走馬に何で人気が集まるのか。日本人は昔から判官ひいきだからかな。ハルウララの単勝馬券は交通安全のお守りとして人気があるらしい。「絶対に当たらないから」だとさ。僕も欲しいかも(^^;

【2004年3月22日】
 いかりや長介が死んだ。ドリフターズは幼少期の僕にとってもアイドルだった。「全員集合!」のDVDは今見ても十分に面白い。あのナンセンスさがいい。PTAから「ワースト番組」という「勲章」までもらって実に愉快である。それにしてもドリフのような正統派のボードビリアンが少なくなった。身内の三流タレントをいじめて、それが面白いと勘違いしているダウンタウンや、やはり身内のタレント同士でじゃれ合うように遊んでる様子をテレビで垂れ流すだけのウっちゃんナンちゃんのような、「芸」のない芸人ばかりが目立つ。いかりやは俳優としてもワン&オンリーの存在感を持っていた。CMでウッドベースを弾いた時には、「本当に本人が弾いているのか?」と音楽仲間内で話題になったものだ。ひたすら、かっこいい男だった。

【2004年3月20日】
 政府高官が「イラク戦争を否定することはテロを認めることにつながる」という趣旨の発言をした。詭弁もいいところだ。侵略戦争を否定したところでテロ容認になる訳がない。それどころか、人の命を大切にし世界の平和と安定を求めるという点で、両者は全く同じ方向を向いている。大きな声で「テロ反対!大儀なきイラク戦争にも反対!」と叫ぼうではないか。
 
【2004年3月18日】
 田中真紀子前外相の長女の離婚に関する記事がプライバシーの侵害に当たるとして、文芸春秋が東京地裁から出版差し止めを命じる仮処分を受けた。文春はその決定を不服として東京地裁に異議を申し立てている。マスコミは個人のプライバシーと言論の自由のどちらが優先されるのかという争点で騒いでいるが、果たしてそんなたいそうな問題か?田中真紀子の長女は政治家でもタレントでもない一般人である。一般人の離婚という極めてプライベートな内容を、巨大メディアが面白おかしく記事にすることが「言論の自由」の発露だとはとても思えない。文春は今までも白を黒と言い換えるウソや人権を無視した捏造記事を数多く雑誌に載せてきた。そんな雑誌社が言う「自由」とは、人をおとしめる自由のことではないのか。本当に大切なのは、政府への批判や体制が困るような事実を報道することに対する弾圧や介入を阻止することであって、こんなふざけた記事の保護などではない。保護されるべきは個人のプライバシーだ。出版差し止めになってから、逆に雑誌がよく売れているという。情けない話だ。こんな雑誌のしょうもない記事を読んで何になる?他人の離婚劇がそんなに面白いか?そんなに聞きたければ僕のところにおいで(^^;

【2004年3月15日】
 スペインで与党が大敗北し政権が交替する。これまでは日本と同じように、アメリカのイラク侵略戦争を支持してきた国である。しかしこの総選挙でスペイン国民は「NO!」を政府に突きつけた形となった。マドリードで起きたテロを「バスク祖国と自由」(ETA)の仕業にしようと政府がプロパガンダを仕掛けたことも、国民の不信を買う一因になったと思われる。侵略戦争もテロも、人間の尊厳と生命と財産を奪い取る野蛮な行為である。「どちらにも反対!」こそがスペイン市民の本音なのだろう。

【2004年3月12日】
 スペインのマドリードで発生した同時多発爆弾テロにより、一般市民約200人が死んだ。バスク地方分離独立を求める非合法組織「バスク祖国と自由」(ETA)、またはアルカイダ関連組織による犯行だと見られているが、まだわからない。こんなことをして何の意味があるのか?憎しみは憎しみの連鎖しか生まない。決して自由や独立には結びつかないことをテロリストたちは知るべきだ。と、いくらここに書いたところで全く通じる相手でないことはわかっている。実にむなしい。今回のように通勤時の満員電車に爆弾を仕掛けられたら、もはや市民側に防衛する手段はない。もし人口密度の高い東京で同じようなテロが起こったらどうなるのか?考えるだけでも恐ろしい。

【2004年3月7日】
 吉野家の新メニュー「豚丼」はおいしくない。期待してただけにがっかりした。その代わりと言うわけではないが、最近豚の角煮を家でよく作る。ストーブを利用してじっくり煮込むとトロトロと柔らかくて余分な油の抜けたおいしい角煮ができるのだ。炊き立てのご飯にスプーン1杯ほどの煮汁をかけ、もみ海苔をのせ、その上に角煮を置くと、特製豚角煮丼の完成である。これがたまらなくうまい!吉野家に教えてあげたいよ。

【2004年3月6日】
 坂口厚生相が立て続けに発生した牛肉問題と鶏肉問題にうんざりして「モウ・ケッコー」と発言したことに「不謹慎だ」との抗議電話が殺到し、ついには大臣が反省会見を行うことになった。坂口厚生相の肩を持つ気はさらさらないけど、この程度の冗談に対して、いささか過剰反応じゃないかと感じた。こういう駄洒落は「ふんっ」と軽く鼻で笑って(もしくは無視して)より本質的な問題に切り込む方が無駄なエネルギーを使わずにすむというものだ。この問題に限らず、世の中には小さな問題をことさら大きく騒ぎ立てる人たちが少なからずいる。なんだかギスギスしていて、僕は好きじゃない。

【2004年3月3日】
 ワインを買った。箱型の3g入りカリフォルニアワイン(赤)である。ダンボール製の箱の一部を切り取るとそこからプラスティック製の蛇口が出るようになっていて、その蛇口のボタンを押すとワインサーバーのようにワインが注がれるという趣向だ。コルク栓を開ける手間も要らないし、飲みかけのワインにコルクを差し込む必要もないし、飲みかけとは言っても空気にさらされるわけではないのでワインの鮮度が落ちにくい。味はライトボディーでややフルーティー。くいくい飲める。この箱型ワインを居間にセットしたら、注ぎやすさと飲みやすさとで、どんどんワインがすすんでしまう。しかしいくら飲んでも3g入りだからなかなか減らないのだ。さて何日で無くなるか。
 
【2004年3月2日】
 「相手をほめる会話が相手をけなす会話の5倍以上ない夫婦は離婚する確率が極めて高い」という研究結果がアメリカの研究グループから発表された、と夕刊紙の記事にあった。5倍ほめる?!それはすごいことだ。それを実践している夫婦は確かにかなり仲が良いだろう。でもそれ以下だと離婚率が極めて高くなるというのはアメリカでの話であって、日本ではもっとほめる頻度が少ないと思う。昔から日本の男は妻(恋人ではない)をほめるのが下手だ。それでも多くの夫婦が離婚していない。日本ではそれが普通だとされてきた。でも、これからはそうも行かないだろう。夫も妻も、相手の良いところを十分に引き出してほめる、それが続けられない夫婦は遅かれ早かれ危機を迎えることになるだろう。 え?最近ほめたことない?けなしてばっかり?そりゃもう手遅れかもしれませんぞ(^^;
 
【2004年3月1日】
 米軍がまた市民を虐殺した。今度は自衛隊が駐留しているサマワ市内で、一般市民4人が乗る乗用車に米軍が銃を打ち込み、1人が死亡し1人が重体となった。現地からの映像では市民たちの怒りで荒れ狂った姿が映し出されている。そのうちの一人は「サダムも悪かったが、ここまでひどいことはしなかった」と怒っていた。別の一人は「これが民主主義?これが自由?だったらそんなものいらない!」と叫んでいた。アメリカがもたらした「自由」は、実は「アメリカのための」という前提が付くことに、多くのイラク国民たちは気づき始めている。イラク市民はまるで虫けらのようにいとも簡単に殺され、石油利権はアメリカが独占し、莫大な額の復興事業はすべてアメリカの企業に発注される。これを侵略と言わずして何を侵略と言うのだろう?

【2004年2月29日】
 昨日のちとせさんの初ライブはサニーサイドの席がすべて埋まるほどの大盛況だった。彼女は持ち味を存分に出したし、お客さんたちも皆楽しんでくれたし、僕のアレンジも概ね好評だったようで、これは「大成功」と言ってもいいんじゃないかと思う。しかしやっぱり頭の中で考えてる音と実際の音との違いは明白で、もうちょっとかっこよく聞こえるはずだったのになあと思う曲もあった。それがどの曲かは言わない(^^; 今度のライブ(4月24日)でリベンジする。

【2004年2月25日】
 28日のちとせさんの初ライブのためにホーンセクション用の譜面を書いている。今回はトランペットとテナーサックスの2管だ。オーソドックスな編成ではあるのだが、ジャズあり日本のポップスありで、なかなか大変な作業である。特にミーシャの「Everything」のアレンジには苦労した。リハーサルは本番当日にしかないから、もし変な編曲になっていても直す時間が無い。だからこれは一種の賭けみたいなものだ。慣れていれば書いた譜面と出てくる音のイメージが一致するのだろうが、残念ながら僕はまだその領域に達していない。まあ、どんなアレンジになるのか、ライブに来る皆様にはそれも楽しみにしていて欲しい。失敗したら「ごめんなさい」。

【2004年2月23日】
 実に春である。昨日は気温ぐんぐん上がって、Tシャツ1枚でも平気なほどの陽気になった。2月ってこんなに暖かだったっけ?僕は寒いのが苦手で冬はあまり好きじゃないのだが、今年は例年に無く暖かで快適だ。それはそれでうれしいのだが、このまま地球温暖化が進むのではないかと思うと、なんだか不安になる。今日も暖かくて風が強い。空気も乾燥していて埃っぽい。洗濯に向いてるんだか向いてないんだか、微妙な天気である。

【2004年2月18日】
 僕は今までタバコを吸ったことがない。タバコの煙はかなり苦手である。最近は公共の場所での喫煙が大幅に制限されるようになって正直ホッとしている。立川のクレイジージャムというライブハウスも禁煙である。ライブハウスで禁煙というのはまだまだ珍しいが、これからはそういう店が増えてくるだろう。昔はジャズと言えばタバコの煙とバーボンウィスキーが似合うイメージがあったが、最近は「演奏中は禁煙」とするミュージシャンも増えてきている。特にボーカリストに多い。煙くて咳が出るような状況では歌えないからだ。僕はまだ我慢できるけど、どうしても我慢できないという歌手と共演するときには、お店に頼んで禁煙にしてもらうことを考えないといけないかもしれない。

【2004年2月14日】
 人生は一度きりである。やり直しは出来ない。だからこそ「こうすべきだ」と思うことがあるなら、強い意志を持ってそうすべきだと思う。「今すぐに」とは言わないが、「今から」その実現に向けて具体的に動き始めたらいい。いくら愚痴を言っても何も改善しないし何も変わらないし誰も助けてはくれない。ただ単に人生の時計が過ぎてゆくだけだ。老人になった時に「あのときああしていたら私の人生はもっと豊かなものになったかもしれない」と後悔したところで、もう手遅れなのだ。悩めるすべての人に、僕はそう言いたい。もちろん僕自身にも。
 
【2004年2月12日】
 意外なジャズシンガーをもう一人。「意外な」と言っては失礼かもしれないが、フォーク歌手の森山良子だ。昨年「the jazz singer」というジャズアルバムを出して、念願のジャズデビューを果たした。彼女のお父さんは日系2世のジャズ歌手だったそうで、このアルバムの冒頭にお父さんの歌声が録音されている。僕の大好きな「バーモントの月」も収録されていて、なかなか興味深いアルバムである。

【2004年2月10日】
 名前の由来を書いて以来聞かれることが多いので、僕の名前の秘密(?)を明かすことにしよう。二人のおじいちゃんの名から一文字ずつとって名がつけられたと書いたが、実は7歳上の次兄も同じ方法でつけられているのだ。母方の祖父の名が「光彦」、父方が「信次」、それぞれから一文字とって兄は「光二」だ。「次」は「二」に置き換えられたらしい。僕の場合は・・・もうお分かりのように、残りの文字を組み合わせて出来たんですね。実にわかりやすい。きっと「おお、残り物を組み合わせたらちゃんと名前になったぞ」とでも話してたに違いない。もうひとつ秘密をばらせば、長男が生まれた時に、僕の両親が祖父から『名前は「太郎」か「一郎」にしなさい』と言われ大いに困り、「太郎」じゃかわいそうだから「一郎」にした、ということがあったらしい。「太郎」じゃかわいそうだから「一郎」、という部分がどうにも納得できない。どっちでも大差なかろうに。
 ああ、こんなこと書いたら兄たちに顔向けできないよ(^^;

【2004年2月9日】
 イラク攻撃の大義名分だった大量破壊兵器は出てきそうもない。それでも非を認めたくないブッシュはついに「イラクには大量破壊兵器の製造能力があった」と言い出した。それで戦争が許されちゃうわけ?小学生でも笑うような幼稚な言い訳を、よくもまあ恥ずかしげもなく全世界に向かって言えるものだ。正直に「石油が欲しかったから」とは、口が裂けても言えないか。

【2004年2月7日】
 人の名前の由来を聞くのは楽しい。僕の場合は父方母方双方のおじいちゃんの名前から1文字ずつ取ってできた名前だ。実に正当なつけ方である。ところが世の中には信じられないつけ方をされた人もいる。僕の知り合いの某女子は、なんと近所のおばさんの名前をつけられたという。なんでも父親がかつて好きだった人なんだそうだ。そんなのあり?(^^; これは本人が直接父親から聞かされたという実話である。

【2004年2月6日】
 毎日新聞に77歳の女性の投稿が載った。ある職場で女子職員がお茶を飲んでいたら、男性職員が来て「俺にもお茶をくれないか」。その女性は「私はお茶くみではありません」と言って断ってしまった。男性は「わかった。男女同権だから、今度は土嚢積みに出ろよ」と捨て台詞を吐いたという。そのころ大雨が降ると川の決壊に備えて未明でも男たちは自発的に作業に出ていたのだ。このエピソードを紹介した後、「お茶くみが自分のしごとでなくても、女ですもの手が空いていたら入れてあげたらどうでしょう。何でそれが素直にできないのか、理解に苦しみます」と77歳の彼女は嘆く。さらに「男と女、どっちが上でも下でもない。それぞれに役割があると思います」と続く。この意見に僕も強く共感する。お茶の件で言えば、男の僕だって喜んで入れてあげるだろう。女性の人権問題ではなく優しさとか親切とかの次元の問題だ。土嚢積みの話は適性の問題だと思う。力仕事は男がした方が効率的だ。疲れて帰ってきたときに、今度は女性が「お疲れ様」と言っておにぎりやお茶を用意していてくれたらどんなにありがたいことか。そういう役割分担でいいじゃないかと思う。こんなこと書くと「封建的だ」と言われちゃうかな?

【2004年2月5日】
 ジャズを歌っている大物歌手をもう一人新発見。「夷撫悶汰(いヴ・もんた)レイトショー」というライブDVDで、ジャズシンガー“夷撫悶汰”として歌っているサザンの桑田佳祐だ。全編スタンダードなジャズばかり29曲を意外と素直に歌っている。これはなかなかのお勧めです。

【2004年2月3日】
 ジャズを歌ってみたいと思っている人は結構たくさんいるに違いない。ところがジャズと言うのは敷居が高くて難しいものだという変な先入観が働いて、なかなか習ってみようという段階に進まない。そういう人も多いのではないかと思う。でもジャズは決して特別で高尚な音楽なんかではなく、歌謡曲と同じ大衆芸能の一つである。実際、昔の日本の歌謡曲にはジャズが多かった。美空ひばりも笠置シズ子もジャズを歌っていた。(he-) 坂本九の「上を向いて歩こう」だってノリはジャズである。井上陽水もジャズだけのアルバムを出している。(he-・he-)ただ、ちょっと気持ち悪い(^^; 椎名林檎の音楽はかなりジャズ的だ。西城秀樹はNHKの番組でジャズを歌ったことがある。(he-・he-・he-) ジャズは誰でもが自然に入り込めるやさしい音楽です。ジャズを歌ってみたいと思っているアナタ!僕が優しくサポートしますから挑戦してみませんか?僕は歌を唄う女性には特別に優しいのです(he-・he-・he-・he-・・・・・)

【2004年1月31日】
 昨日の浅野佑悠輝さんのライブに中学3年生(15歳)のボイパーがゲスト出演した。ボイパーというのはボイスパーカッションの略で、口だけでドラムやシンセドラムなどの打楽器音を「歌う」のだ。15歳の彼は抜群のリズム感で「口ドラム」をやっていた。DJが使うターンテーブルの模写音もたまに交じったりする。なんとも不思議でちょっとユーモラスな光景だ。ステージは嫌がおうにも盛り上がった。実に「華」があり、そして見事である。

【2004年1月29日】
 陸上自衛隊の先遣隊がイラクのサマワで調査に入る前に、「治安の安定を確認した」とする内部文書を作って、ファックスで送っていたことが国会で暴露された。「治安の安定」は確認される前に結論付けられていたのだ。なんというまやかし!ご丁寧にも、「県や市の評議会から、先遣隊に謝意や期待が表明された」とも書かれているらしい。笑い話では済まされない。今の政府の連中にはちゃんと議論するつもりなど毛頭ないのだろう。とにかく結論が先にあって、あとはすべて適当にこじつけて済まそうとしているのだ。その証拠がこれである。ホントに救いがたいほどいい加減な連中だ。

【2004年1月26日】
 前から感じていることだが、音楽と料理には共通する点が多い。僕が思うに「聴く」と「味わう」はほとんど同義語だ。同じように「料理する」と「演奏する」も近いものがある。どう料理して食べる人を満足させるか、感動させるかという部分と、いかに演奏して聴き手を満足させるか、楽しませるかという部分などはやはりほとんど一緒と言ってもいいのではないかと思う。良い音楽もおいしい料理も、どちらも人を幸せにする。そこが僕は好きだ。

【2004年1月24日】
 結局、大量のひじきは立川でのライブに来ていただいたお客様の胃袋に納まった。めでたしめでたし。次回は何を作って持っていこうかな?って音楽で勝負しなくちゃ!

【2004年1月22日】
 昨日ひじきの煮物を作った。とんでもなく大量に、である。ひじきをざるにあけて水に浸しておいたら、ざるからあふれんばかりに増殖してしまったのだ。一旦水で戻したひじきは使ってしまうしかないので、その量のまま人参と油揚げを加えてごま油で炒めた。中華なべが重くて振るのにも一苦労である。さらに醤油と砂糖とダシと酒で水分がなくなるまで煮て出来上がり。自分で言うのもなんだが、味はいい。問題はこの量である。当分、おかずにひじきが並ぶことになった。ひじきの煮物はそのまま食べてもいいが、和風スパゲティーの具にしたり、炊き込みご飯にいれてもいい。でも、ひじきご飯のおかずがひじき、じゃなぁ・・・。誰か一緒にひじき食べません?(^^;

【2004年1月21日】
 吉野家の安部社長は尊敬する経済人の一人だ。彼の発言はいつも歯切れがよく気持ちいい。そんな彼が今回のBSE問題で注目すべき発言をしている。それは「安全と安心」を混同するなというものだ。食品に求められているのはまず第一に安全であり、安心があっても安全でない場合がある。逆に安心が多少希薄でも安全がしっかり確保できる方法もある、という趣旨の発言だ。全頭検査は確かに安心を与えるものだが安全を確保する方法は他にもある、とも言っていた。米国産牛肉の輸入再開を切望する吉野家の反応としては理解できる。ところが翌日に農水省のBSE調査団の報告が発表された。アメリカの現在の検査体制は不十分で、今後もまたBSEが発生する恐れがある。今後も日本はアメリカに対し全頭検査を求めていく必要がある、という趣旨のものだ。安部社長の発言は傾聴に値するが、この問題に関してだけ言えば、やはり「安心」も必要だといわざるを得ない。

【2004年1月20日】
 アフガニスタンで米軍による子供を含む一般市民の虐殺がまた明らかになった。米軍による市民虐殺の報道を見るのはこれで何度目だろう?アフガニスタンに限った話ではない。米軍はあくまでテロ組織を攻撃したと言い張っているが、幼い子供もテロリストだというのだろうか。これは立派な「無差別殺人」である。昨年12月1日付けのこの欄で、僕はテロの定義を「民間人を巻き込む無差別攻撃」と書いた。その定義に従えばこの米軍の子供虐殺は完全にテロである。世界で一番危険なテロリストはブッシュじゃないのか?

【2004年1月19日】
 僕が住んでいる東所沢はとても物価の安い街だ。野菜も肉もガソリンも家賃も、全部安い。「Zoe‘s Bar」で「100g100円以上の肉を最近買ったことがない」と書いが、本当に東所沢では豚も牛も100円以下でちゃんと普通においしい肉が買える。国産の鳥むね肉なら25円、輸入もも肉でも38円、豚ひき肉が38円、いずれもちゃんとした肉だ。野菜も安い。レタスなどの葉物野菜は特に顕著で、ちまたのスーパーの約半値で買えることもしばしば。ガソリンは現在リッター90円。極めつけが僕が住んでるこの家の家賃。恥ずかしいから公表しないけど、3DK+駐車場でワンルームマンション並の(またはそれ以下の)家賃だ。住むには結構いい街かもしれない。

【2004年1月18日】
 パーカッションと言うのはやっぱり非常に難しい楽器だ。うまい人が叩けば楽想にこれほど彩をつける楽器も無いが、下手な人が叩くとせっかくのバンドのノリや色が台無しになってしまう。「いないよりいた方がにぎやかになる分まし」という考え方もあるが、僕はそう思わない。じつはそれを昨日のライブで改めて実感した。抜群にうまいドラマーの横で、決して上手とはいえないパーカッショニストがずっと同じ調子で叩き続けていたのだが、これが耳障りでしょうがない。「お前、邪魔だ!叩くな!」って叫びたくなった。音数は多けりゃいいってもんじゃない。もっと考えて、必要な音を選んで出さないといけない。もちろん僕自身にも言えることである。

【2004年1月15日】
 女子高生というのは寒さに滅法強いらしい。なぜなら真冬の寒風の吹きすさぶ中、超ミニスカートの太もも丸出しで平気なのだから。女子高生はほぼ全員同じカッコウである。寒さを感じない特異体質の集まりか?あの連中は。見てるだけでこっちが風邪引きそうになる。「女は太もも丸出しでも寒さを感じないのか?」と女友達に聞いたら「やっぱり寒いはず」「きっと毛糸のパンツをはいてるんじゃないか?」と言っていた。仮にそうだとしても足は凍るように寒いに違いないし、下半身の冷やし過ぎは母体にも良い訳がない。バカなことはさっさとやめて長ズボンはくとかタイツはくとかすればいいのに。なんでわざわざあんなにストイックなことをするのだろう?

【2004年1月14日】
 アメリカは肉牛の全頭検査に強く難色を示している。アメリカの牛肉は安全だからその必要はない、と。ところが当のアメリカ自身が他国のBSEに関しては厳しい対応をこれまでしてきていて、3年前にBSEが見つかった日本などは牛肉の輸入を禁止されていると言うのだ。全頭検査を実施している今でも、である。いかにも他人に厳しく自分に甘いアメリカらしい態度だ。牛肉を扱う日本の業者やお店も困り果てている。アメリカの身勝手な対応が日本の一般市民の食と職を奪おうとしている。

【2004年1月13日】
 アメリカの牛肉がBSE(狂牛病)に汚染されているのがわかり、アメリカからの牛肉の輸入が全面的にストップしている。その影響で吉野家ではまもなく牛丼の販売が中止に追い込まれそうだ。吉野家にお世話になることが多い僕としては大問題(?)である。しかしだからといってアメリカに媚びへつらって中途半端な対応策でお茶を濁すようなことがあってはならない。日本と同様もしくはそれ以上の厳しい検査体制を通過した肉だけを輸入してもらいたい。アメリカでは例によって業界団体の代弁者たる政治家どもが業界を守るためになるべく費用のかからない方法で逃げ切ろうとしているが、そんなことを日本が認めたらダメだ。それに中途半端な対策はかえってアメリカ牛肉の評判を落とし、アメリカ畜産業界にとっても決して良い方向には進まないだろう。一番心配なのはアメリカべったりの日本政府がいらぬお世話でアメリカに「配慮」することである。もし全頭検査の要求を取り下げるようなことがあれば、それは間違いなくアメリカへの「配慮」だ。今後の日本政府の言動に注目しよう。

【2004年1月11日】
 朝日新聞によると、数名の創価学会員が自衛隊のイラク派兵にはっきりと反対の意思表明をしたらしい。もともと創価学会は「平和」についてとりわけ熱心だと自負している。ならば今回の自衛隊派兵問題で、公明党が「賛成」していることに学会員は黙っているのかな?と疑問に思っていたところだったので、これで少し見直した。彼らが学会内で孤立しないことを望む。一方、公明党は支持母体から思わぬ異論が出てきて大慌てだろう。神崎代表は昨年末にほんの数時間だけイラクに滞在して「安全なような気がするという印象を受けた」という愚にもつかない「感想」を述べて失笑を買ったが、今回の動きについてはどういう感想を持つのかな?

【2004年1月10日】
 昨日クリストファークロスのコンサートに行ってきた。会社の仲間がただ券を手に入れて、急遽行くことになったのだ。まともに買えば1万500円もするプラチナチケットである。クリストファークロスと言えば「ニューヨークセレナーデ」や「セイリング」で有名なシンガーソングライターで、透き通るような高い声質と洗練された都会的な曲が魅力だ。久々に外国ミュージシャンのライブを聴いたが、正直ビックリするくらい素晴らしい演奏だった。メンバーはギター・ベース・ドラム・キーボードの4人だけ。コーラスはベースとキーボードが兼務。出てくるのはほとんどその4人だけの音なのに、それが素晴らしく厚くてきらびやかで美しい!完璧な音作りだった。まず何と言ってもクリストファークロスの歌が良い。なんであんなに高くてきれいな声が出るのだろう。ギターもさり気なく弾いていたが完璧だ。歌にもギターにも全然気負いがなくて自然体。曲もきれいな曲が目白押し。バックのメンバーにもテクニシャンを揃えて非の打ち所がない。コーラスも最高。何をとってもパーフェクトなステージだった。ああ、僕もああいうライブを1度でいいからやってみたい。

【2004年1月7日】
 音楽の本質は愛だ!いきなり変な話ですみません(^^; でもやっぱり音楽に愛や喜びや感謝の気持ちがなかったら、それは僕にとっては音楽じゃない。ただの音の羅列だ。だから音楽を楽しめる人は愛や喜びや感謝の気持ちを持ち続けている人であり、人に愛や喜びや感謝の気持ちを起こさせることができる演奏者は優れたミュージシャンだと思う。それはプロであろうとアマチュアであろうと、玄人であろうと素人であろうと、本質的には全く変わらない。かつてマルタがサックスを吹きまくっていた頃、僕にはそれが全然楽しい音楽に聴こえなかった。渡辺貞夫は彼の音楽を評して「10年早い」と言ったそうだ。 その意味が今になってなんとなくわかる。音楽を愛するすべての人達と喜びや感謝の気持ちを共有できたら、なんと幸せだろう。少なくとも僕のライブでそれが実現できたら・・・。これは夢です。その夢に近づくために、演奏表現を豊かにするために、表現したいことをちゃんと表現できるようになるために、きつくて単調な基礎練習をしなければならない。だから今年の僕の課題は「演奏テクニックの向上」かな。これは「表現力の向上」に不可欠ですから。

【2004年1月6日】
 初めて会ったミュージシャンから、「宗さんですね、ホームページ見ましたよ」なんて言われることが最近何度かあった。久しぶりに会った親戚から、「私はしょっちゅうお会いしてるわ、ホームページで」なんて言われてしまった。そうか、僕が気がつかないだけで、見てる人は見てくれているんだ。そう思ったら、ますますいい加減なことは書けないよなあ。でもかといって気の利いたことも書けないし。せめて、人の道に外れたことだけは書かないようにしよう、と誓う新年であった。

【2004年1月2日】
 明けましておめでとうございます。今年も歌の伴奏に命を掛けて、皆様が楽しく歌えるように全力を尽くします。
また、このSO-思う?コーナーでは相変わらず好き勝手なことを書くと思いますが、世間知らずの戯言と思ってお許しください。
で、さっそく小泉首相が靖国神社へ参拝しましたね。きっとイラクへ行く自衛隊の無事を祈ったのでしょう。靖国に・・・。やっぱりこの男はきな臭い。為政者の暴走を食い止めるのは国民の義務です。今ここで不幸の歴史を繰り返してはなりません。黙っていてはいけないんです。もっと声を上げませんか、皆さん!

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